離婚の原因となる借金について・離婚前に知っておきたい債務整理

多くの離婚の原因のひとつに、借金問題があります。

妻自身が隠れて借金をしても、返済が滞れば自宅に督促状が送られてくるようになります。毎月多額の債務に追われると、クレジットカードのみならず、消費者金融にまで手を伸ばし、自転車操業式になっていきます。

最終的に限度額を借り切り、どこからも借り入れができなくなって初めて、事の重大さに気づきます。しかし、そこで失望し、自殺することはありません。借金返済に困ったら、いくつかの債務整理の仕方があります。
 




余分に払い過ぎた利息が返ってくる【過払い金請求】

〇家族などに知られず手続きができます。(司法書士などにお願いする)
〇信用情報機関いわゆるブラックリストに載りません。
〇余分に支払った利息が返ってくる可能性も!

今後の利息をなくしてもらい返済していく【任意整理】

〇家族などに知られず手続きができます。
〇司法書士などにお願いして手続きが開始されると督促が来なくなります。
〇今後の利息を無くしてもらい、何年かかけて分割して支払わなければなりません。
〇信用情報に掲載されるので5年以上はカードなどが作れません。
〇和解できないこともあります。
 

借金かほとんど免除される【自己破産】

〇すべての借金を無かったことしにしてもらえます。
〇誰でも手続きはできます。
〇取り立ては止まります。
〇信用情報機関いわゆるブラックリストに掲載されてしまうので、10年以上はカードなどが作れません。
〇原則として20万円以上の財産は処分される覚悟が必要です。(車や家など)
〇金融機関などの一部の職業に就職できない可能性があります。
〇官報に載ってしまいます。
 

借金が減額される【個人再生】

〇住宅ローンを支払っている途中でも自宅を手放さなくてすみます。
〇資産がなければかなりの借金の減額が見込めます。
〇借金の原因が何であっても、誰でも手続きできます。
〇財産が処分される心配がありません。

詳細やご相談・法テラス
 

いくつかある方法から個人に合った手段を選択する

このように、返済できそうな額に減額してもらう、免除してもらうなどの様々な方法があり、命を絶つなどと考えてしまう前に、相殺できるものもあります。

しかし、借金は夫名義であったり、妻名義であったり、もしくは姑や舅が夫名義で借りたりなどもあり、その内容もギャンブルなどは債務整理の種類によって、不可能なものもあります。

お金のことは離婚原因になり得る

問題を抱えたまま、万が一離婚に至った場合、ましてや子どもを引き取っての離婚であればこれからシングルマザーとして、一家の大黒柱として、子どもたちを守っていかなくてはいけません。

もしも、親兄弟で一時的にでも住居の支援をしてくれる家族がいるとしたら、思い切って頼ってみてもよいのではないでしょうか。

次のステップを考えてから再出発を

どのような場合でも、前を向いて歩いていくためには親身になってくれる身内がそばにいてくれるだけで心強くなるものです。

そこから、次のステップを考えて再出発をきることが結果良い方向へと繋がっていくことでしょう。

誰しもが大なり小なり壁にぶつかってしまう瞬間はあります。信頼のおける人の力を借りる勇気も必要です。

さいごに

借りたお金は返すのが義務ですが、やむ負えなくなってしまったら、一人で悩まずに、法テラスなどの無料法律相談に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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