「面会交流」元夫と関わりたくない…そんなときは第三者機関を

子連れ離婚の場合、直後から始まる「面会交流」。
こじれた元夫と離婚後も連絡を取らなくてはいけないのか…
と離婚前から腰が引けている方もいるのではないでしょうか。

子どものために会わせるつもりはあっても、場所や日時をメールのやりとりをするだけで揉めることが目に見えて、つい後回しにしてしまうこともあるでしょう。

そんなとき、仲介のサポートしてくれる第三者機関があるのをご存知ですか。




第三者機関ってなぁに

第三者
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第三者機関とは、面会交流を行うための日程や場所の調整仲介、当日のお子さんの引き受け渡し仲介や付き添いなどを仲介業務を行う支援団体のことで、まさに第三者の役割をしてくれます。

現在、全国各地に支援団体が増えつつあるもののまだ足りていないのも現状です。

どうしても相手と関わることが困難なときに無理して続かなくなったり子どもと会わせることをやめてしまうよりは、費用はかかりますがサポートを利用しながら徐々に慣れていくのもよいでしょう。

どんな仲介をしてくれるの?

メモする女性
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団体によってサポート内容は様々ですが主に以下のような内容があります。

日程・場所の調整の仲介

日時・場所・伝達事項等など事前調整を、支援者がメール等を使用して仲介します。
仲介を通すことで直接やりとりして揉めることもなくなり面会交流に対するストレスも軽減されます。

当日の現場での引き受け渡し

元夫の顔を見ることや会話をすることが困難な場合、支援者が当日お子さんの引き受け渡しの仲介を行います。
元夫と距離差や時間差をつくることによって直接顔を合わせずにに済みます。

当日の現場での付き添い

子どもと父親を二人きりにするのが心配…という時のために、支援者が現場で付き添います。
子どもの様子を支援者から聞くこともできるので不安感が減ります。

いずれは第三者機関を卒業して親同士で

これらのサポートは、夫婦関係が破綻しどうしても直接関わることができない場合でも、親子関係を途切れさせないための支援です。
年単位で利用すれば費用もかかりますし頼りっきりになってしまいます。

子どものために親同士の関係は続くことに慣れていき、いずれはサポートなしで親同士でやりとりができるようになれば、お子さんが心から安心して楽しく過ごせるようになります。
少しずつお互いが冷静に歩み寄る努力していくことも大事ですね。

砂浜

監護権を持つ親として事前に知っておきたい面会交流の心構え

2017年3月29日

ABOUTこの記事をかいた人

しばはし聡子

中学生の息子と暮らす子連れ離婚経験者。面会交流に後ろ向きな思いを乗り越えた経験を生かし、離婚後の子育てや相手方との関わりで悩む親、そして子どもの一助となりたい思いから「一般社団法人りむすび」を設立。 現在、個別相談や面会交流支援に加え、講演や執筆を通して共同養育普及活動を実施中。

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