シングルマザーが短期間でパソコンスキルと資格を取得するために

女性が再就職をしようとした時、選択する職業にもよりますが、長く勤務することを考えたときは、今や仕事にも生活にも必要とされるパソコンのスキルがあるかないか、とても重要になってきます。

子どもを育てながら仕事をする、ひとり親のシングルマザーであれば尚更、スキルを活かしながらできるだけ長期で勤め、キャリアップや収入アップにも繋げていきたいものです。

激戦の中、勝利を勝ち取るには

そんな中、子育て中の女性から人気の高く「やりたい仕事」は、他の人も「やりたい仕事」である場合が多く、激戦の中勝ち残っていかなければいけません。

そのため、有利に就職・転職活動を進めるためにある程度の即戦力を養っておくことが、必要になってきます。

活用できるPC検定試験

例えば、日ごろ「事務の仕事を目指しているのであれば経理の経験」、「開発や設計の仕事であればCADを扱える」といった感じです。しかし、いずれもパソコン操作の取得が必要になってきますが、ひとり親家庭のシングルマザーの方の目まぐるしい生活環境では、その時間を取ることは厳しいものがあります。

よって、「短期間でどの現場でも求められるパソコン能力の向上」が求められます。そのひとつである『日商PC検定試験』という資格試験を知っておくとイザという時に活用できそうです。

Ⅰ. 日商PC検定試験の存在と就労先のイメージ

平成18年4月より日本商工会議所および各地の商工会議所が主催する試験で、下記の仕上がり像が期待できます。

◎ 主に企業内の文書・表計算・プレゼン資料などを作成するパソコンソフト能力の習得
◎ インターネット社会におけるITに関する知識を一定水準にまで高める

要約すると、「パソコンを使って文書・データ表・プレゼン資料の作成ができるようになるための試験」であり、就労後は主に下記の場面などで求められることが想定できます。

◎ 設計・開発:データ分析や表の管理
◎ 総務・経理:社内外の文書作成
◎ 営業:客先や社内会議などで使用するプレゼン資料

これで、少しイメージを掴んでいただけたかと思います。たいていは、もともとあるデータを基に作ることが多いとはいえ、場合によっては一から作らないといけないこともあり得ます。

そういった時に、「自ら引き受けて結果を作れる」ことを率先して行うことで、後の社内評価にも良い結果をもたらすことでしょう。

Ⅱ. 試験の概要

本試験の主な概要を紹介します。

◎ 試験団体:日本商工会議所および各地の商工会議所
◎ 試験場所:主に全国各地のパソコン教室
◎ 受験資格:なし(だれでも受験可能)
◎ 受験時期:随時(ほぼ毎日行っていることが多いが、1級のみ2月と10月の定期開催)
◎ 試験形式:CBT(パソコンを使った試験形式のこと)
◎ 受験科目:3科目(文書作成、データ活用、プレゼン資料作成)
◎ 受験級: 1級~3級、ベーシック

そして、気になる難易度ですが、しっかりした環境と学ぶ意識がひと一番あれば独学でも数か月もかからない程度の期間で合格することは十分可能です。しかし、後述の方法をとることでより短期間での合格もできます。

Ⅲ. 試験対策

各々の事情に合わせたいくつかの方法があるので紹介します。

独学

これは、パソコンを揃えて公式テキストに沿って対策を進めるという方法です。

分かりやすく配慮されたページ構成になっている上、巻末には演習問題も収録されていて本番さながらの練習ができるので、あまりお金をかけたくないしマイペースに対策したいと思っている場合はうってつけと言えます。

ただし、パソコン操作が全くないシングルマザーにとっては、とても高いハードルに感じるかもしれません。そんな状態で練習しても、逆に混乱してモチベーション低下を招いてしまう恐れもあります。その点がないかどうか十分注意をしましょう。

パソコン教室への通学

これは、近くにあるパソコン教室に通学するという方法です。

たいていのパソコン教室は、本試験取得に向けた講座を行っていることが多い上、そこが試験会場となる場合もあって本番さながらの練習ができるということが多いです。

それに、他の生徒さんやインストラクターとの和気藹々とした雰囲気があって、勉強に加えて交流の場としても活用することができます。もしかしたら、同じ境遇のシングルマザーの人もいるかもしれません。

つまり、教室以外でも悩み事を相談したり、一緒に目的を持って楽しむこともできるママ友との交流が生まれるチャンスでもあります。

パソコン教室で学ぶことに興味を持たれた場合は、インターネットで近くのパソコン教室を検索をし、各教室のホームページを見ながら雰囲気を感じ取ってみて下さい。気になったら電話で問い合わせをしてみましょう。

その他の取得方法

上記以外にも、通信講座や家庭教師などの方法もありますが、あくまでやりやすいと思った方法で試験対策することを忘れないようにしましょう。

気になる合否結果については?

苦労して勉強して試験に臨んだ結果、「いつ合否結果が分かるか?」といった不安はつきものでしょう。

しかし、その点は安心ください。本試験は、「パソコン上で終わった後にすぐに合否結果が表示される」という形式を採用しています。

しかも、合格しておおむね1~2週間後には合格カードが届くのですぐに履歴書に記載できます。たいていの試験は、合否結果が数か月待たされることが多い中で、非常にスピーディーで主催団体の配慮を実感できます。

なお、受け取ったらしっかりとカードホルダーなどに収納して大切に保管しておきましょう。努力の証をテーブルの上にポイッと置いておくなんてもったいないですし、子どもたちにも是非、見てもらいたいものです。

就職活動の時の面接時に聞かれた場合

面接の場で面接官から保有資格及び本試験について聞かれた時は、下記の流れを簡潔に説明すると取得した経緯に対して納得してもらえるうえ、就職が決まった後就業先での働きも活発になるはずです。

◎ 試験を知ったきっかけ(知人からの紹介等)
◎ 試験対策の方法とそこで苦労したこと(理解できない問題をどう理解できたか等)
◎ 試験前後と比べて変わったこと(自分で家計簿などを作成して管理するようになった等)

さいごに

世の中、たくさん資格試験はありますが、本試験のように比較的容易に取れるものであっても、取得することの目的を明確にすれば、勤務先での即戦力の武器にもなり得るものもあります。

幸いないことに、その門の開きはとても広く、「時間がない」と言われるシングルマザーの方でも、十分に対象であることがお分かりいただけたと思います。

実践と伴う資格を所持することで、これから一歩前に踏み出す切っ掛けや自信にも繋がっていくことでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)