シングルマザーに最適!女性の自立を応援する・稼げる資格と仕事16選

近代世界では男女平等が強く求められていて、その基準のひとつに「女性の社会進出」がある為、とりわけ女性の社会進出率が低い日本は国際社会から叩かれがちです。
では何故、日本の女性の社会進出が遅れているのでしょうか。

その理由のひとつに子どもを持つ人に対するケアが十分に出来ていない事が上げられると筆者は考えます。幼い子どもを中心としながら、仕事と家事を全うするというのは大変な事でしょう。

では、これがシングルマザーであったらどうでしょうか。状況は更に厳しいはずです。
しかしながら世の中にはひとり親で子育てをしながら、立派に仕事をやり遂げている人達もいるのです。

そこで、女性の自立に役立つ資格・シングルマザー向きの仕事を考えてみました。将来の職種選びに悩んでいる人の参考になれば幸いです。

1. シングルマザーから人気高い業種の看護師

医師の指示の下、診察・治療の手助けをしたりする事を主にした仕事。
患者の食事の世話から手術補助などの専門的な知識が必要な業務まで、仕事の幅が多岐に渡っているのが特徴です。

病院以外にも介護施設や保育園、医療・医薬品関連会社など様々な場所で求められており、全国どこにでも需要があると言えるでしょう。

また勤務体系はフルタイム・パート、更には夜勤のみといったような時間指定した働き方も可能なので、子どもの成長に合わせて仕事を続けられます。
更に筆者が注目したのは高収入という点。看護師の平均年収は561万円。アルバイトでも都心平均時給は1 ,700~2,000円、地方だと1,300円~1,400円です。

経済的自立を目指すシングルマザーにとって、安定した高い収入は最大の魅力とも言えるのではないでしょうか。

◎厚生労働省:看護師国家試験の施行

2. 育児をする女性のニーズに歯科衛生士

歯科医師の指示の下、患者の口腔内に触る資格があるのは国家資格を持つ歯科衛生士だけです。主に治療の補助、その他歯科器具の滅菌や消毒などの片付け・準備等も業務として行います。
※歯科助手の場合は、資格を必要としませんが医療行為を行う事はできません。

「歯科医院の数はコンビニよりも多い」と言われているように、実際の求人数も医院の数と比例して多いと言えるでしょう。また女性職業なので子育てのために離職してしまう人が多く、人手不足の歯科医院は珍しくありません。

そのため育児をする女性のニーズに合わせた求人を出している医院も多く、筆者が歯科衛生士の求人を見た時には勤務1週間に1日~、1日3時間程度でも可という物もありました。

このように、出来る限り労働者側の生活スタイルに合わせようとしてくれている職場が多い事は、子育てをするシングルマザーにとっても非常に助かる事だと思います。

◎厚生労働省:歯科衛生士国家試験の施行

3. 介護に関する全ての事を請け負う仕事・介護福祉士

高齢者の身の回りのお世話からメンタルケア、自宅での介護の助言など介護に関する全ての事を請け負うのが介護福祉士の仕事です。
厚生労働省は2020年までに介護職員の数を20万人から25万人に増員する事を発表しており、高齢化社会が進む日本では今後益々介護福祉士の需要は増えていくでしょう。
筆者は、介護職が過酷と言われる最大の原因が人手不足にあると考えています。

しかし既に日本政府は、その原因を解決する為の介護ロボットの開発に力を入れており、実用化は目前の物となっています。そうする事により、力の少ない女性や早期退職者などで人員を確保しようとしているのです。人手不足や力仕事から解放された介護現場は、今よりももっと働き易い環境となっている事でしょう。

また介護士養成所の入学者に対しては「修学資金の貸付」などの支援があり、国家資格取得のサポートが整っている事も魅力のひとつだと思います。

公益財団法人社会福祉振興・試験センター:介護福祉士国家試験

4. 在宅受験が可能な資格・調剤薬局事務

薬局の受付で患者さんを迎える、処方箋の情報を入力する、医薬品の発注や検品、調剤報酬明細書(レセプト)作成業務などといった業務を行います。

薬局は全国どこにでもあり、病院の需要が高まっている日本では薬局の数も増えているので、自宅近くで仕事場を探す事も可能です。更に正社員やパート、派遣など勤務体系を選べる職場も多いので、自分の都合に合わせて無理なく仕事が出来ます。

また40代以上で活躍している人も多いので、経験があれば年を重ねても問題なく採用されるでしょう。
何より筆者がシングルマザー向けだと思った理由は、調剤薬局事務の資格は在宅受験が可能な事です。時間に余裕がない人や子どもがいて学校に通えない人にはピッタリの資格ではないでしょうか。

※調剤薬局事務は民間資格です。就職の際は特に資格の必要性はないようです。
◎JSMA技能指定振興協会:調剤事務管理士技能認定試験

5. 幅広い資格の活かし方が可能・理学療法士

医師の指示の下、運動機能に障害がある患者に歩行練習などのリハビリを施したり電気や温熱治療を用いたりして、患者の身体機能の回復を手助けする仕事です。またアスリートの復帰を支えるスポーツトレーナーとしても理学療法士が活躍しています。

運動機能回復のスペシャリストの資格なので医療行為から少し離れたコーチング指導やピラティスなどの職種への幅広い資格の活かし方が可能です。

理学療法士の平均年収は350万円~500万円、パートで働く人の平均時給は2,000円程で、病院での勤務が多いため安定した高収入の職種と言えるでしょう。
筆者が、この資格をお勧めしようと思ったのは託児所付きの学校や夜間学校があるからです。

子育て中の女性にも配慮してくれている学校もあります。昼間は仕事をしていたり、家事や育児で手が離せないという人も比較的通いやすいのではないでしょうか。

◎厚生労働省:理学療法士国家試験の施行

6. リハビリを施す専門家・作業療法士


簡単な日常の動作や手芸や工芸などの様々な「作業」を用いて、患者の身体や精神にリハビリを施す事を専門にした仕事です。理学療法士と違って、摂食障害などの精神的なケアが必要な人のリハビリも行います。

病院以外にもデイサービスや発達障害者センターなどといった福祉施設の求人も多くあり、勤務体系もフルタイムからパート、派遣まで幅広く求められています。

年収や待遇などは理学療法士と余り差はなく、保険や手当がついた安定した職業と言えるでしょう。また託児所を設けている学校や職場も多く存在しており、理学療法士の待遇と同様に育児をしながら働く人を応援するような体制が整っている資格仕事だと言えると思います。

◎厚生労働省:作業療法士国家試験の施行

7. 介護サービスの橋渡し的な重要な役目・ケアマネジャー

要支援、要介護認定者が必要とする適切な支援・介護を受けることができるように、その家族や本人と面談してプランを作成したり、サービスを受ける側と提供する側との橋渡しをしたりする事がケアマネジャー(介護支援専門員)の主な業務となります。

「看護師」「歯科衛生士」「介護福祉士」などの福祉関係のいずれかの資格を持っている人で、それぞれ違いはありますが5年~10年以上の実務経験がある人に介護支援専門員の受験資格が与えられます。

働く場所は老人ホームや介護施設などで、平均年収はおよそ370万円。また正社員やアルバイトなど勤務時間の選択肢も豊富にあり、その時給は1,200~1,500円となっていて比較的私生活を中心にした仕事が出来ると言えるでしょう。

◎社会福祉振興試験センター:介護支援専門員
※ケアマネージャー(介護支援専門員)は民間団体や財団法人などが実施する公的資格です。

8. 相談者から信頼厚い・社会福祉士

身体の不自由な人やお年寄り、知的障害者や精神障害者、そして経済的に困っている人などから相談を受けて相談者の悩み事を解決するために支援・助言を行ったり、相談者と行政・医療機関の連絡を繋ぐ業務を行ったりする国家資格者です。

就職先は特別養護老人ホームや児童養護施設、社会福祉施設、学校、病院などでフルタイム以外にもパート、非常勤職員などの短時間勤務の求人も多くあります。
平均年収はおよそ330万円~470万円、平均時給は1,100円程。

派遣で働く事も出来るので、空いた時間に資格を活かして仕事が出来るのも魅力的です。また夜間学校があり、昼間は忙しくて学校に通えない人でも資格取得のために勉強する事が出来ます。

◎社会福祉振興・試験センター:社会福祉士国家試験

9. 独立できることも人気の高さ行政書士


契約書の作成、会社法人設立、相続遺言などといった行政機関に提出・許可が必要な一万種類以上の法律に関する書類を顧客の代理で作成・申請するサービス業。
資格取得の受験に学歴や年齢などの制限は一切なく、誰でも受験出来ます。

事務所や企業等に就職する事も出来ますが、合格と同時に独立が出来る事が行政書士の人気の高さとなっています。平均年収は548万円~730万円程。個人開業している人の中には年収1,000万円以上の人もいます。
サービス業なので個人の能力によって収入は大きく変わって来ますが、ほぼ初期投資なしで開業出来てしまうのは魅力的ではないでしょうか。

◎一般社団法人行政書士試験研究センター

10. 労務に関する業務・社会保険労務士

労務に関する行政機関への書類作成、年金や労働保険・社会保険の相談・手続き等といった労働に関する業務には必要となる管理業務を行う専門家です。就職先は企業・事務所などが多く、平日9時~18時の出勤、土日は休日という勤務体系が一般的です。

タイムフレックス制や短時間正社員の求人を出している事務所等もあり、勤務時間が色々選べるので、正社員ながらもプライベートを優先した働き方が出来ます。

女性の平均年収は631万円、平均時給は2,548円。
夜間の専門学校や通信教育での受験勉強が可能です。また独立開業が出来る資格で、退職に年齢制限がない事から何歳からでも思い立った時に挑戦出来る高収入の資格として人気があります。

◎社会労務士試験オフィシャルサイト:社会保険労務士制度

11. 会計士の専門家・公認会計士

仕事内容は公認会計士だけが行う事の出来る監査業務や、財務に関する書類を作成したり会計に関する指導をしたりする会計業務。また会社の経営に関する助言等を行うコンサルティング業務や税務書類作成・相談を担う税務業務など、独立している公認会計士が活躍している業務も多くあります。

女性の平均年収は570万円で、大手の企業での就職口が多く育児休暇などの待遇が充実しているため、子どもがいる人でも働き易い仕事です。
アルバイトなどの短時間勤務もあり平均時給は1,000円~2,500円程。この収入は時間に余裕がなく正社員として働けない人でも、十分自立出来る収入だと言えるでしょう。

◎公認会計士・監査審査会

12. 税務関係のプロフェッショナル・税理士

経営者・個人(納税者)から税務の事の相談を受けたりアドバイスをしたり、納税者に代わって税務関係の書類作成・申告・申請などを行います。また個人事業主や株式会社等の確定申告を代理で行う事も税理士の仕事です。

平均年収700万円~800万円。就職先は税理士事務所か会計事務所に就く事が一般的で、正社員以外にもパートなどの短時間勤務で働く事が出来ます。
大学などで経済学などを履修していなくても、日商簿記検定1級か全経簿記検定上級かのどちらかを持っていれば税理士試験を受ける事が出来ます。

簿記検定は独学で勉強する事が可能で、税理士試験も1科目ずつの合格を自分のペースで積み重ねていける科目合格制なので、小さいお子さんがいる人でも自宅でコツコツと合格に向けて歩むことが出来るでしょう。

◎国税庁:税理士試験情報

13. 不動産売買時に必要となる資格・宅地建物取引士


日本の企業が取得を奨める資格ナンバー1が宅地建物取引士(宅建士)で、主に不動産や保険会社、金融機関など様々な企業が宅建の資格者を必要としていて、毎月数万円の資格手当を付けている企業も多いようです。
主な業務は宅建士でないと出来ない不動産売買時の「重要事項の作成と説明」です。

宅建の資格者は即戦力として需要が高く、宅地建物取引を行う企業では従業員の5人中1人は必ず資格保有者になるように法律で定められています。この資格を持っていると不動産や建築会社への採用が有利になるでしょう。
自宅近くに自分の都合に合った建築会社などがあれば、宅建の勉強をしてみるのも悪くないかもしれません。

◎一般財団法人不動産適正取引推進機構

14. 知識があるとあらゆる場所で役に立つ・簿記資格

簿記とは、企業などの経理事務に欠かせない知識・技能で、支出や収入、経費や償却費など様々な記録と計算等を行います。

簿記検定には日商・全経・全商など種類があり、通信講座や参考書での独学が可能なので時間がない人でも自宅に居ながら勉強が出来ます。また日商簿記1級・全経簿記上級を持っていると公認会計士や税理士の受験資格が得られるので、後々スキルアップしたくなった時にも便利です。

どこの会社の経理事務でも簿記の能力は必要とされていて、言いかえれば簿記検定を持っていなくても簿記の能力が求められます。この為、事務職に就きたいと思っている人は事前に簿記を勉強して検定を持っていても損はないのではないでしょうか。

※簿記試験は国家資格ではなく公的資格となります。
◎商工会議所の検定試験

15. 人とのお世話が好きな人に最適・キャリアコンサルタント

派遣会社などの人材紹介会社やハローワークなどの公的就業支援機関で求職者のスキルを活かした就職先を見つけたり、能力開発に携わったりなどして、企業側の要望に適う人材を育てる国家資格を持った専門家です。
また仕事をしていく上での計画や助言を行い、就職先の選択に悩む人を支えます。
年収は300万円程度~1,000万円以上、平均時給は1500円~1800円と、契約社員やパートタイムで勤務している人が多いため年収に大きな差があります。

正社員でも一般的に残業が少ない仕事のため、家事や育児を兼任している人向きと言えるでしょう。

◎国家資格キャリアコンサルタント試験

16. 宅内工事は女性向き・第二種電気工事士

一般的な電気工作物、一般住宅や小さな店舗などの電気設備の工事を行います。
初任給で年収300万円~400万円くらいで、就職してから収入とスキルアップのために第一種電気工事士と電検三種等も取得する人が多くいます。

現在、2020年の東京オリンピックに向けて各地で工事が増加しており、電気工事士の人材が不足しているため大手企業から中小企業まで数多くの求人があります。

また独立開業も出来、エアコン設置などの業務は永遠になくならない需要があるので、女性でも資格を活かしてやっていく事は可能ではないでしょうか。「室内で淡々と事務仕事をしているよりも、身体を動かして働きたい」という体力に自信がある女性向きと言えるでしょう。

◎一般財団法人電気技術者試験センター:第二種電気工事士試験

日本の社会問題として

ある統計では、子育てをしている既婚者の約半数が仕事をしていません。更に、その半数の働いている女性のうち正社員で勤務している人は僅か8%程だという結果も出ています。子育てをしながらの仕事は難しい為、殆どが仕事を辞めてしまうのです。

しかしシングルマザーはどんなに厳しい状況でも、働かなくてはいけません。
厚生労働省の発表によると母子家庭での母親の平均年収は223万円で、働いている母親の殆どが限られた時間内で、どうにかして仕事をする時間を捻出しているのが現状です。

保育園等の空きがない事も然る事ながら、日本では家政婦やベビーシッターがポピュラーではない為、当然の問題だと言えるのかもしれません。

さいごに

世の中には自分が思い付かないだけで、選択肢は無数にある物だと筆者は考えています。「これしかない」と諦めて苦しい現状を受け入れてしまう前に、未知の可能性を探ってみる事が大事だと思うのです。

この記事の中での「未知の可能性」とは「資格」であり、「国の支援」であり、必ず開ける「自立への道」の事なのです。石の上にも三年と言うように信念を持つ事が成功への鍵です。

まずは挑戦してみる事から始めましょう。

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