シングルマザーの恋愛について・母と娘のパートナーシップを考える

パートナーシップは、何も男女間でのみのものではないですよね。

私は恋愛面でのパートナーシップを多く執筆させていただいていますが、今回は恋愛をする母とそれを見ている娘とのパートナーシップをテーマに、過去を振り返ってみました。




シンママ恋愛心得とは?

恋愛
出典:pexels.com
恋愛が始まる時に自分なりの恋愛心得を決めていました。
一つは、お互いに再婚する意志が明確になるまで娘を会わせないこと。

もう一つは、娘が「私は邪魔なのではないか?」など自分を否定することのないよう、娘を中心に物事を考え、場合によってはパートナー関係を解消することでした。

私が抱く「女性像」と娘に抱いてほしい「女性像」

今までの人生の中において私たちはそれぞれが「女性像」というものを持っています。

それには一番身近にいる「母親」が与える影響は計り知れず、私自身、母親の言動に大きく影響を受けていたことに大人になって気づきました。
であるのなら、我が娘に「女性」や「恋愛」というものへ偏見や抵抗感をもたずに成長してもらうには、母として何が出来るだろうかと考えたとき、「ちゃんと再婚する意志を確認するまでは会わせない」と決めたのです。

実際、今のパートナーと娘が初めて会ったのはお付き合いして半年後。そして、徐々に娘とパートナーの距離を縮める努力を互いにしていったのです。

思い込みや価値観で無意識に選んでいたもの

私の場合、実家の両親と暮らしていたのもあり子どもを預ける環境があったからこそ、まずは二人のコミュニケーションとパートナーシップを優先していくことが出来ました。

娘が大人になったときに「そういえばうちのお母さんは、パートナーがいつも違ってたな」という記憶を持ってほしくない。
それは私のエゴでもあり、私の「女性としてこうあるべき」という価値観があり、そうありたいという私の願いでもあったわけです。

だからこそ、パートナーシップをどう構築していくかというところに行きついたのだと思います。
知らず知らずのうちに、自分の思い込みや価値観で物事を選びそれが繋がって今があるのです。

「あなたはどうしたい?」という問いかけをしていますか?

母娘
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私が恋愛をすることによって、母親とそのパートナーに気を遣い子どもが我慢をしていたり、自分の存在意義を疑うようなことをしていたりしていないかと振り返ることが多かったです。

娘の意思を確認するために「あなたはどうしたい?」という問いかけを常にしていました。

「お母さんはあなたの味方だよ」というメッセージ

とはいえ、幼いうちは子どもの意思確認をすることも難しく、自分が思うようなコミュニケーションが図れないことも多々ありました。

「あなたはどうしたい?」という問いかけをするようにしていましたが、娘が自分の意思を伝えられるようになったのは小学生になったころ。
しかし、その頃からは娘とパートナーとの時間が合わなくなり、また、娘の心の成長とも重なり、彼との関係性は複雑になっていきました。

彼が娘の為にと休みの日に遠くから来てくれても、娘は機嫌が悪く「早く帰りたい」と言うことも。
そんな時、母として恋愛することの難しさと直面し、それこそ「私は邪魔な存在なのではないか」と思うのではないかと疑心暗鬼になっていました。

でも、どんな時でも「お母さんはあなたの味方」というメッセージは常に伝えていました。
何かあれば、パートナーよりもあなたが大切だからいつでもお別れすることは出来るという彼女のための道も常に残していました。

彼と娘に起きたアクシデントで別れの危機

そして娘が小学校高学年になったとき、彼と娘との間でアクシデントが起きました。

そのせいで娘の心は深く傷つき、彼を拒絶し、普段の娘からは想像のできない感情を顕わにした姿でした。
私は、冷静に娘と向き合って、彼女の気持ちを聞き、彼の非を認め「あなたはどうしたい?どうしてほしい?」と彼女に問いかけ、彼女を全面的に受け入れました。

娘は彼とはもう会いたくないと言いました。
私はその時その娘の気持ちを受け止め、娘の感情が落ち着いたころに、彼と娘と三人で話し合いを提案し、その結果、今後の三人のパートナーシップの在り方を考え直すこととなりました。

今となって振り返ると、普段見せなることのない怒りの感情をぶつけることが出来たのは、それだけの関係を作れていた証拠だったのかもしれないと思います。
その後、彼と娘は人対人としての関係性を保っています。

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2017年8月10日

さいごに

私が母として今まで娘にしてきたことがシングルマザーの恋愛において大切なこととは思っていません。そして、私がしてきたことが正解なのかも今はわかりません。

でも、自分がしてきたことが私にとってそのとき出来る最善のことであったと思っています。
それぞれが、それぞれのパートナーシップを作り上げることこそが大切であり、型にはまることが良いわけでもありません。

世の中にはたくさんの情報があり、シングルマザーが恋愛をするうえで大切なことという情報もいくらでも探せば出てきます。
それは、一つの方法、意見、考え方であって、それを踏まえて自分が何を選び、子どもとのパートナーシップを築き上げていくかが重要なのだと思います。

私のように、あなたなりの心得をもって恋愛をするのも選択肢の一つなのかもしれません。

ABOUTこの記事をかいた人

徳村寛子

神奈川県在住、シングル歴8年目。マヤ暦を使ってセラピストをしています。趣味は映画鑑賞。中でもSFとファンタジーが大好き。ライフワークは、シングルマザーの恋愛応援。自分を愛して、愛される人生を体現しています。やっぱり笑顔が一番素敵!がモットー。

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