信じていた夫にまさかの借金!離婚前に賢く債務整理をしておこう

長年、夫婦生活を続けているとお互いの行動や生活にどうしても興味が薄れてしまい、コミュニケーション不足になってしまうことも少なくありません。

隠し事や嘘、浮気や借金など自分の夫のことを100%信用できると胸を張って言える妻はどのくらいいるのでしょうか。
離婚原因の1つでもある夫の借金問題。
もしもあなたの夫に借金が発覚してしまったときあなたはどうしますか?




借金の原因を突き止める

急に発覚してしまった夫の借金。
自分の夫には最低限のお小遣いしか毎月渡していないから大丈夫と安心していませんか?今は簡単にお金を借りることが出来る時代です。

クレジットカードや高金利の金融店などは、毎月返しては借りるという行為を繰り返しがちで気づいたころには元金より利息が上回っていたなんてことは良くある話でしょう。

発覚の切っ掛けは?

高額なクレジットカードの明細書を発見してしまいそこから発覚!なんてこともあります。

重要なのは何にお金を使っているのかという点。

クレジットカードの明細書というのは手掛かりが満載で、日付や時間、購入したショップの名前が載っていますので、それによって自分自身のものを購入しているのか、浮気相手など女性ものを購入しているのかなどすぐに分かるでしょう。

金銭感覚はなかなか変わらない

欲しいものがあるけど今はお金がないという場合、余裕があるときに購入するという方とクレジットカードや金融機関からお金を借りて購入するという方に分かれると思います。

後者の場合は、欲しい!という衝動を抑えることが出来ないため借りてでも手に入れようとします。
特にクレジットカードなどは、目の前でお金が減るわけではないため金銭感覚がおかしくなってしまいます。

その感覚が次第にマヒし、どんどん高額なものを簡単に購入してしまうようになってしまうと怖いですよね。
借金というのは癖です。癖というのはかなり強い意志がないとなかなか治すことが出来ないものなのです。

借金が理由で離婚する

夫婦にとって何を重要視するかはそれぞれ。
浮気や借金以外にも、価値観の違い、子育ての考え方が違う、等と言った理由で離婚を考える方はいらっしゃるでしょう。

海外と比較すると日本は自由に離婚することができる国です。
些細な理由でもお互いが離婚に賛成していれば協議離婚で解決できます。

しかし、どちらかが納得がいかない!と反対した場合調停離婚という手段をとることになります。
費用はかかりますが、第三者である調停委員が間に入ってくれることで冷静に話し合いを進めていくことが出来るでしょう。

◎「離婚手続きについて」記事一覧

債務整理について

家
出典:gahag.net
借金の額が大きな額で、返済能力がないと判断される場合に債務整理という方法がありますが、離婚することが決まったとき、妻の今後の新生活に影響を及ぼすのがこの債務整理。

離婚することもかなりの体力を消費するのに、更に債務整理までとなると眩暈がしそうですが、今後良いスタートをきるにはとても大切なことです。
クレジットカードなど本人名義のもので作った借金や負債はもちろんその名義である本人に支払う義務があります。

夫婦共同名義の場合

問題なのは夫婦共同名義で購入した物の債務整理。
共同名義で購入する代表的なものが「家」でしょう。
今の時代は夫婦共働きが当たり前の時代で、それぞれの収入から住宅控除を受けることが出来ますからメリットが多くなるペアローンを選択している方も少なくありません。

また夫名義で家を購入したとしても妻が連帯保証人になっているということも多いでしょう。

債務整理で揉める場合も

先ほど述べたように、マイホーム購入時に共同名義で購入した場合は今後その家をどうするか揉めることがあるでしょう。
夫自身には家のローン以外にもクレジットカードや金融会社に多大な借金があった場合自己破産を選択するケースもあります。
自己破産した場合は夫の名義でもある家は取られてしまいます。

しかし妻は、マイホームは手放したくない、ここで子どもたちと離婚後も生活していきたいなどと意見が食い違い更に揉めることもあります。

新しい生活を快適にスタートさせるためにも債務整理をする場合は知識豊富な弁護士に相談してできるだけ円滑に債務整理をしましょう。

ぬいぐるみ

子どもための保険の名義変更は離婚を決めた時点で手続きを!

2017年4月16日

慰謝料や養育費はどうなるのか?

債務整理は支払い能力がないから行います。
では債務整理をしてしまった場合離婚時の慰謝料や今後の子どもの養育費は一体どうなるのでしょうか。

当然、離婚原因が夫である妻としては慰謝料や養育費はしっかりと払ってほしいものです。
しかし安心してください。
夫が債務整理で自己破産を行った場合でも慰謝料・養育費は支払う義務があるものです。

離婚後に子どもを引きった場合、ひとり親のシングルマザーとして子どもたちを養っていかなくてはなりません。そのためには養育費は必要なお金となります。
少額でもいいので毎月確実に支払ってもらいましょう。

◎「養育費について」記事一覧

さいごに

こうして活字にしていくと、離婚や債務整理はとても体力を要し負担が大きいものということがわかります。
こんなに大変な思いをするなら我慢して生活を続けていても良かったのかもと後々後悔をする方もいるかもしれません。

誰しも離婚はなるべくしたくはないですよね。
ですからそのときの感情だけで判断せず、悔いのないように冷静にどうした方が自分や子どもにとって最良なのかを考え判断したいものです。

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