離婚相談窓口選びは慎重に!法律相談は弁護士・心の相談は民間機関へ

離婚が頭をよぎった、離婚しようか迷っている、相手から離婚を告げられてしまった・・・。

どうすればいいのかわからず弁護士事務所へ駆け込もうとしているあなたへ。
弁護士に相談して法律の知識を得ることは、もちろんとても大切なこと。

ただ、ちょっと待って下さい。あなたのキモチ、本当に迷いはないですか。弁護士のところへ行く前に、心の奥底の本当の自分のキモチ、じっくり向き合ってみませんか。




弁護士へ相談するその前に

「離婚 相談」とネット検索すると、さまざまな弁護士事務所がヒットします。「離婚相談受付中」という文言に、わらをもつかむ思いで事務所の門をたたくこともあるでしょう。
弁護士による相談は「知識」がメインです。手順や手続き、法律の知識、財産分与や養育費など、より有利に離婚を進めるためのノウハウをたくさん教えてくれます。もちろん、知識を得ておくことは、今後の生活を守るために重要なことです。

ただ、知識を得ることに自分のキモチが追いついていかないこともありませんか。本当に別れてしまっていいのか、本当は修復したいのではないのか、もっと話し合いをしたいのではないのか。まず、最初にすべきことは知識を得ることより、自分のキモチをきちんと把握することではないでしょうか。

心の相談は民間機関のカウンセラーに

離婚や夫婦問題の相談に乗ってくれるカウンセラーがいるのを知っていますか。性格の不一致、浮気、借金、モラハラ、セックスレスなど、夫婦にまつわる悩みに主に心の面でのサポートをしてくれる存在です。

きもちに寄り添いながら、本当はどうしたいのかといった心の奥底のきもちを引き出し、今後どうしていくのがいいかを一緒に考えてくれます。話をしていくうちに、ひとりではわからなかった自分の本当のキモチに気づけることもあるでしょう。また、離婚経験のあるカウンセラーも多く、当事者ならではの貴重なアドバイスを聞けること、そして弁護士に比べて費用が安価なところが多いのも利点です。

始まってしまうと後戻りできない

心が決まらないまま弁護士事務所に行き、あれよあれよという間に事が進み、本当は離婚したくなかったのかも・・・と後から思っても、後戻りできなくなるなんてことも。気がついたら、お互い直接話し合いもできないまま、調停や裁判を経て離婚に至ってしまうといったケースもよく聞きます。

夫としっかり話し合える場を設けるなどして納得した上での選択ができれば、幸せな未来が待っていることでしょう。初期で慌てずに冷静に自分の心に向き合うことが大事です。

自分としっかり向き合って後悔しない決断を

離婚か修復か・・・。

正解はありません。自分自身のキモチと向き合い、夫と話し合うことも試みた上で納得して選択ができれば、どちらを選んでも幸せなのです。

迷いがある時はとても辛いですが、迷うことは必要な作業です。迷って悩んだ分だけ必ず道は開けます。今よりも何十倍も幸せになれるよう後悔しない決断をしていきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

しばはし聡子

中学生の息子と暮らす子連れ離婚経験者。面会交流に後ろ向きな思いを乗り越えた経験を生かし、離婚後の子育てや相手方との関わりで悩む親、そして子どもの一助となりたい思いから「一般社団法人りむすび」を設立。 現在、個別相談や面会交流支援に加え、講演や執筆を通して共同養育普及活動を実施中。

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