「モラハラ(モラルハラスメント)」この言葉、良いか悪いかは別にして、最近では世間一般で浸透してきましたね。
テレビやニュースからも聞こえてきます。身体的暴力はなくても言葉の暴力で人は充分に傷つき病気にもなり得ます。
今回はモラハラを受けた際に貰える慰謝料についてみていきましょう。
モラハラで慰謝料が貰えるまで
慰謝料の相場
相場は数十万~300万と言われています。なぜそんなに開きがあるのでしょうか。
協議離婚にて夫婦間で話あった場合はこの金額を上回る金額の請求をして同意があればそれ以上も可能です。一般的には浮気やDVと違い見えにくい部分が多く難しい場面が出てきます。
高額請求が認められるために必要な要因
◎ モラハラの頻度・期間(長いほど高額になります)
◎ 受けた側がうつ病や精神疾患の診断や症状の重篤さ
◎ 受けた側の収入・資産が少なく高齢である
◎ 請求される側の収入・資産が多い
◎ 結婚生活が長期にわたる
◎ 子どもがいる
精神的な苦痛が何故収入と関係あるのか。収入の大きさで心の痛みは変わりませんし計れませんが請求される側の収入が高い場合被害者救済の観点から増額する考慮がとられます。
請求の為に事前に準備をしましょう
モラハラの慰謝料を請求するにはしっかりとした準備が必要です。
家庭という密室での出来事になりますから「言った、言わない」で、法廷で揉めないように特に証拠が必要となってきます。
■ レコーダーによる録音 ■
離婚訴訟では相手方への無断での録音も認められます。
■ メモや日記 ■
暴言を吐れた時の状況・回数・期間をできるだけ詳しく具体的に書き残しておきましょう。
相手からの罵倒メールも保存してください。
■ 医師の診断書 ■
うつ・精神疾患の立証には診断書が必要です。
診療録にモラハラとわかる記載があれば大きな証拠となります。また通院費・通院回数がわかるものもあれば有効です。
■ 相手の収入がわかる資料 ■
源泉徴収票、給与明細、確定申告書等があればコピーをしておくことをお勧めします。
請求の手段
■ 話し合い ■
会って話すのが一番ですが、モラハラ夫が二人での話し合いに応じるのは大変難しい事が多いです。
■ 内容証明郵便 ■
「誰に・いつ・どんな内容か」証拠が残るもので請求する。
この時点で慰謝料の支払いがない場合は、調停 → 裁判の順になっていきます。
さいごに
ご自身の精神的安定を第一に考えて専門機関などに相談し進めてください。
調停・裁判になりますと長期に渡ることも考えられますのでしっかりと証拠を準備されてくださいね。
最初から女癖、問い詰めると切れる、毎日、くそあまとか、言われ、死にたくなり、手首切る、今精神科にいってる。