「結婚をするとき」のその手順は、結婚届に必要事項を記入し、受理されることで晴れて法によって認められた夫婦となるわけですが、「離婚時も同様、離婚届を提出」し、受理されることで法により、それが成立します。
手順とその期間
夫婦の信頼関係などが崩れてしまったときや、それ以外の理由で一緒に生活をすることができなくなったとき、別居期間を経てからの離婚や、あるいは別居期間なく離婚届を出すというパターンがあります。
そこに至るまでの過程は、夫婦によって様々ですが、最終的には如何なる場合にも、二人の合意のもと届に必要事項を記入し、市役所に提出するというのが多くある本来の手順です。
離婚届けは市役所の窓口で、またはインターネットからダウンロードすることが可能です。
別居という形を選択すると
「別居」という形はなにも別れることを前提としたものだけでなく「冷却期間を置いてみる」という意味も含め、最善な方法である場合も。
また、そこから再び夫婦生活に戻れるために修復するための時間となる可能性もあります。
別居 → 離婚までの期間は?
この場合にとる期間に、正解・不正解はありません。夫婦によってどういう話し合いが設けられるかで変わってきます。
ただ、統計上で言えば別居期間を経て、夫婦生活に戻らず離婚を選択し、成立するまでの期間は
◎1年未満:80%以上
◎5年未満:90%以上
※ 届を提出し受理されるまでは、法的にはまだ夫婦である以上、ひとり親が受けられる公的助成金などは対象外となるので、注意が必要です。
ひとり親になったときの児童扶養手当受給開始時期と該当する要件
※ また「児童手当」については「児童と同居し養育している側に受け取る資格がある」とされていますので、下記を参考にお住いの各市町村の窓口へ相談してみましょう。
別居期間なく離婚手続きを取る場合
離婚には6種類あります。
協議なのか、調停なのか、または裁判離婚なのかによって要する期間は変わってきますが、6種類の中で9割を占める協議離婚(夫婦二人や関係者の話し合いだけで決着をつけるもの)で離婚を決めたとしましょう。
その場合、離婚届を提出するまでに至る時間はありますが、届け出が受理されるには、市役所に提出するだけですので、時間はそうかかりません。
記入した届に不備がなければ、その場で受理されます。
さいごに
それまでの夫婦の間柄にもよりますが、離婚に至るまでに時間を掛ける方がよいのか、なるべく短時間で決着をつける方がよいのかも、人それぞれです。
いずれにせよ、届け出が受理された後は、今度は気持ち新たに新しい生活に向けて取らなくてはいけない手続きなどがあります。
そのために必要な事項や書類なども次いでお伝えいたします。
コメントを残す