シングルマザーだからこそ出来ることがある!福祉の仕事で貢献

一般的に言われている福祉の仕事とは、高齢者や障がい者の介護や支援ですが、他にも福祉に携わる仕事は意外と多くあり、介護福祉士やケアマネージャーを始め、心理カウンセラーや児童指導員など、児童福祉施設の子どもたちのサポート役としても知られています。

こういった、心のケアを中心とした仕事をする人たちの中には女性も多く、人の痛みを分かり、共感できる人たちが求められています。また、女手ひとつで我が子を育て、生活して来ているシングルマザーだからこそ出来る仕事でもあるのです。

ここで紹介したいのは訪問介護員の仕事。短期間での資格所得も出来るようになってきているので、仕事と子育てで忙しい方には有難いスキルアップです。




訪問介護員(ホームへルパー)とは

訪問介護員は高齢者や障がい者の自宅へ訪問して、料理や洗濯、入浴介助や排泄介助、定期的な病院受診の付き添いや、余暇としての外出支援など、在宅で介護支援を必要としている方達へのサービスを行う職種です。

基本的には市区町村で定められた支援時間や認定によってケアマネージャーや相談員が支援計画を立て、それに沿ってサービスを提供していくものですが、老人介護施設や障がい者施設に入所している利用者と違うのは、利用者の住み慣れた自宅、生活の場に入っていくと言う事です。

利用者の生活の中に入らせてもらっている事を忘れずに

私達でも、仕方が無いとは言え赤の他人が自宅に入って、あれこれされるのはとても抵抗がありますよね。在宅介護を利用している方やその家族もそう思っている方も多いと思います。必要以上に自宅内を見まわしたり、関係の無い部屋に出入りするのは信用に繋がりません。

介護、支援する側ではありますが、利用者に寄り添い、支援内容に沿って対応することが大事で、「サポートさせてもらう立場」と言うことを忘れてはいけない仕事でもあります。

利用者だけでなくその家族のフォローも忘れずに

在宅で介護をしている利用者や家族は、社会から孤立しがちです。また、利用者が外出できないほど重度であればあるほど、家族は外の情報をなかなか入れる事ができません。


そんな時、少しでも利用者や家族の不安やストレスを軽減できるのが訪問介護員の役目でもあると私は思っています。

訪問している家庭によって家庭状況は違いますが、それぞれが抱えているものを、介護員に話すことによって利用者のストレス発散や、介護員としてのアドバイスができたりするので、訪問時間の間に介護支援だけでなく当事者や家族の心の支えの時間にもなれることがあるのです。

一人で抱え込んでいる母親も

特に障がい児や障がい者の在宅介護をしている家庭ではシングルマザーの家庭もみられ、障がいのある子どもやその兄弟たちのことを一人で抱え込んでいる母親も見かけます。

その際、同じシングルマザーとしての話から、信頼関係が出来たり、周りには言い出せないうち秘めた悩みなどを聞けることで、その家庭にとってのより良いサービスを提供できるような支援対策が出来るのです。

訪問介護員から介護福祉士へスキルアップ

訪問介護員の仕事を続けていくうちに、さらなるスキルアップを考えた時、国家資格である介護福祉士を意識してくると思います。介護現場の業務としては、さほど違いは無いのですが、介護職としての役職や責任などが違ってくるので、給与の面でも差が出て来るのです。

自分に合ったコースを選択しましょう

介護福祉士へのスキルアップを希望する時に必要なのは、受験資格として介護現場での実務経験が3年以上で、2016年度より「介護職員実務者研修の修了」が義務付けられました。この研修では段階別の受講が出来、「医療ケア」とされている、たん吸引や経管栄養なども学んでいくことができます。

試験までに450時間の受講が必要なので、約6ヶ月間をスケジュールとして考えておくことが必要です。研修を行っている学校に通うか、通信講座もあるので、自分に合ったコースを選ぶといいでしょう。

福祉に携わる仕事は他にもいろいろ

福祉の仕事にはホームへルパーや介護福祉士だけでなく、多くの職種があります。ケアマネージャーや心理カウンセラー、手話や点字の通訳士、ケースワーカーや児童指導員、保育士なども福祉に関連してきますし、他にも多くあります。

誰かのために頑張れる仕事をやってみませんか?

さいごに

福祉とは、単独のものではなく、多くの職種が一人の利用者に関連し、動いているものだと私は感じています。ただ、必要としている人に限って、その仕組みを知らずに身動きが取れずに悩んでいることも多いため、少しでも多くの人が必要な支援を受けられるよう、社会がもっともっと働きかけなければいけないような気がします。

シングルマザーとして進み始めたあなただからこそ、今の社会に足りないものが何かを感じていませんか?必要な支援を、必要としている人たちのために、動き出してみてはいかがでしょうか。

福祉の仕事は相手にパワーを分けているようにも見えますが、逆に相手からパワーを貰え笑顔になれる仕事ですよ。

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