シングルマザーが挑戦してみたい仕事『歯科衛生士』になるためには?

シングルマザーになると、生活をやっていくための仕事探しに焦りが出ますよね。どのくらいのお金があればやっていけるのか、子どもたちとの時間をどう作っていこうか等、気になることは数えてもきりがありません。

そう言った時、やっぱり強みになるのは技術と伴った資格です。ある程度の生活を見据え、子どもたちが成長しても活かしていけるような技術を身につけていると、自分の強みにもなってきます。
ここで紹介したいのは歯科衛生士。

どう言った資格なのか、どのような人が向いているのか、シングルマザーでも仕事と子育てを両立していけるのか等を紹介していきましょう。




歯科衛生士とは

歯科衛生士は国家資格となっていて、歯科医師の指示のもと、歯石や歯垢などの除去やフッ素塗布などの歯科予防処置や、医療行為のサポートをする歯科診療の補助、虫歯にならないための歯ブラシ指導や病院以外での学校や施設などでの検診、指導を行う歯科保健指導を行うことができます。

よく「歯科助手」と勘違いされる方もいますが、歯科助手は、資格等は無く、患者さんの口の中に手を入れる事は許されないので、歯科衛生士と同じ同様の仕事をすることはできません。そこが歯科衛生士と歯科助手の大きな違いです。

歯科衛生士の資格を取るには

資格所得には、高校卒業後、厚生労働省・文部科学省が認定する歯科衛生士の学校(専門学校・短期大学)に3年、大学なら4年通うことで、受験資格を得る事が出来ます。

この試験に合格することで歯科衛生士の資格を所得できるのです。

利用できる給付金は利用しよう

通信教育ではなく、学校に通うことでしか受験資格が得られないので、シングルマザーにとっては時間的に少しハードルの高い資格のように感じますが、都道府県や区市町村には一人親世帯の支援を目的とした、高等技能訓練促進等給付金や母子父子寡婦福祉資金貸付金等いくつかの給付制度があります。

給付金申請には規定もいくつかあるので、事前に確認しておくといいでしょう。

どんな人が歯科衛生士に向いている?

人を相手にする職業なので、人と関わることが好きな人、コミュニケーション能力が高い人は向いていると思います。

また技術面に関しても、手先が器用だと補助や処置もスムーズに行うことができ、患者さんの信頼にも繋がっていくでしょう。

技術だけではなく内面的な部分も必要

歯医者は苦手な人が多く、不安を抱えながら受診する患者さんがほとんどです。

その不安を和らげるのも歯科衛生士の役割であり、技術だけでなく、人柄や機転が利く歯科衛生士がいるだけで、安心して治療を任せる事ができるのではないでしょうか。

給与はどれくらい?シングルマザーが気になるところ

資格を所得しても、子どもたちも含め生活が出来る給与が無いと安心できませんよね。では、歯科衛生士はどれくらいの給与があるのでしょうか。

歯科衛生士の初任給は大体20万円くらいから始まり、平均25万円位と言われています。女性の収入としては金額もいい方ですし、求人も多いので、一度仕事を辞める事があっても、また働ける環境があるので安心できるでしょう。

子どもたちとの時間はもてる?

コンビニよりも数が多いと言われている歯科医院は、どの地域にいても小さなお子様から高齢者まで利用度が高く、多くの病院の中でも一番通い続ける患者が多いそうです。

そんな歯科医院は、夜間診療や土日祝日等も開けている病院も増えて来ているので、働くとなると子どもたちとの時間も気になってきますね。

再就職にも有利

しかし、逆に言えば、そうでない歯科医院もあると言うこと。

子どもの小さいうちは土日休みや遅い時間までの診療の無い職場を選び、ある程度子どもたちの手が離れて来たら、またその時に自分に合う職場選びを検討してもいいのではないでしょうか。

キャリアアップも可能

歯科衛生士は治療のサポートや指導だけでなく、近年多くなっているインプラントや審美歯科など、口元の美も注目されてきています。

そのため、「ホワイトニングコーディネーター」や「インプラント専門歯科衛生士」などの資格を所得することで、給与面や待遇など、転職する際も有利になってくることがあります。

なかには、資格所得費用を援助してくれる医院もあるので、キャリアアップをする時は、勤務先に確認してみましょう。

また、臨床経験が5年以上あると、要介護認定を受けた高齢者のケアプランを作成することができる「ケアマネージャー」の受験資格も得られるので資格を活かし転職することもできます。

さいごに

歯科衛生士を目指すとなると、3年間学校に通わなければ行けなかったり、国家資格を受けなければならなかったり、乗り越えなければいけない壁もありますが、歯の健康はとても重要視されてきているので、これからの需要度も高いのではないでしょうか。

始めは生活のための仕事探しだったとしても、力になる資格を持っていることで、自分の励みにもなり自信をもって仕事ができるでしょう。

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