シングルマザーだからこそご縁をたくさんいただけた保険外交員の仕事

皆さまは保険外務員と聞いてどんな印象をお持ちでしょうか?

私の最初の印象は、「主婦が多い職場」という印象でした。
実際に働くことで、保険に対する考え方も、自分のライフプランも見直すことができ、たくさんの方々とお会いし、退社した今でも、お友達としてお付き合いしていただいていることが、私の生命保険会社で働いてよかったと思えることです。

「シングルマザーだから」というマイナスから始める仕事でなく「シングルマザーだからこそ」と始められる環境は整っています。
後は、稼ぐか稼がないかは、本人次第。
厳しいときもありましたが、私にとって、やりがいのある仕事でした。




保険外務員とは

生命保険会社に所属して保険契約の締結を媒介する者のことで、保険外交員、保険勧誘員などともいう。
〈保険募集の取締に関する法律〉にいう生命保険募集人(生命保険会社の役員,使用人等を含む)に含まれる。
保険外務員は登録を受けなければならず(保険募集の取締に関する法律3条~7条の2),生命保険会社は外務員として入社希望の者から適任者を選別して所定の研修を行い,外務員試験に合格した者に限り大蔵省に生命保険募集人登録を行う。

引用元:コトバンク

思い切りが切っ掛けに

私がこの仕事をしたのは、子どもが2歳の頃。
30代後半で仕事を探していた時に、「子どもがいても大丈夫な仕事だよ」と、知人から声をかけられ「とりあえずやってみよう!」がキッカケでした。

日本の保険会社のいいところは、女性に対する福利厚生や体制が整っていて、尚且つ、本来とるべき有給休暇等、とりにくさのある現実の中で、有給休暇や生理休暇が取りやすかったことです。
そして、私の勤務した保険会社は、保育園料補助金があり、月に1万円程度いただけました。

保険会社へ入社後

まずは勉強から入り、試験を受け、生命保険募集人登録をします。
この年になって、「試験?」とドキドキ。

入社時に同期がいることや先輩方の応援で、一緒に勉強し頑張れました。
保険の仕組み等も理解できるようになりました。

ご提案が仕事

そして、いよいよ業務開始。
まずは、地域を担当し、先輩や支店長等の同行の元、お客様のところへ訪問に行きます。
慣れてくれば、一人で行き、お客様とお話をしたり、ご提案をします。

「提案」が仕事となるため、お客様のライフプランを作成し、比較や提案を行っていきます。

女性

子育てしながら生保レディでスキルアップ!「保険募集人試験」とは?

2017年7月24日

コミュニケーションあっての業務

そこで、いろいろな違和感も生まれました。
作成していると、人によっては様々なアドバイスをいただきます。
それが、「何の為で、誰の為のプランなのか・・・」考えさせられる瞬間です。

お客様とのコミュニケーションがいかに大切であるか、お客様の意向、お客様に合った提案をさせていただきます。

訪問が楽しくなっていく

これまで契約されていた保険等のご相談を受けることも増え、お客様との距離は縮まって言ったような気がします。

「契約する」「契約しない」はお客様が選ばれることに、こだわることもなくなっていくようになり、訪問が楽しくなっていきました。
すると、ご契約をしてくださるようになったのです。

仕事で大変だったこと

保険会社の仕組みが理解するのに時間がかかりました。
上司が、「国が認めたネットワーク」と口にしたのを、今も鮮明に覚えています。

チームでの成績が大きな意味を表し、小さな組織がたくさん集まったような女性の多い職場。
しかし、「仕事・収入」という意識の高い人は、輝いていました。
もちろん、成果を出せば出すほど収入も増えます。

目標をつくるとやりがいも

女性が多い職場での仕事は、キツイこともありました。
でも、小さな揉め事などにスルーできるようになったのは、周りの人からのよい影響や、自分の目標があったからだと思います。

働く上で、営業職というもの、目標の数字は必ずあります。
それは、仕事の目標であり、それと同時に自分の目標がないと、挫折しそうになるのではないでしょうか。

私は、月に最低25万以上の収入と決めていたので、時間をくくることをせず、お客様に合わせた時間で働いていました。
子どもは、保育園か、たまに連れて訪問させていただくこともありました。
お客様に支えられてできた仕事のひとつですね。

子育てと仕事の両立

ブライダルフラワー
出典:model.foto.ne.jp
「急に熱が出て、保育園から連絡!」シングルマザーの私には、私しか子どもを迎えに行ける人がいません。
それも仕事をしながらこなすことができたのは、保険会社の場合それを理解をしてくれる会社と仲間がいたからこそです。

女性が多い職場なので、同じチームの方々との交流会に子どもも一緒に参加できたりもしました。

現在子育て真っ最中の人や、お子さんがすでに大きくなっている先輩の方も居るので、子育ての経験談やアドバイスも聞くことができ、「子どもとの時間を如何に過ごすか」を改めて考えることもできました。

お客様から、子育てのヒントやアドバイスをもらうこともできました。

女性

子育てと仕事の両立!離婚を機に転職をしなかったその理由とは?!

2017年7月14日

大切な方々とのご縁

たくさんの方とお会いすることによって、いろいろな情報をいただくことが楽しかったです。
趣味の話を、楽しそうにする方や、私が伺うことを楽しみに、「待ってたよ」と声をかけてくださる方、「お子様にあげてね!」と手作りの小物をくださったり、人の温かさにたくさんふれあうことができました。

ただ、辛かったのは、「病気」や「死」というものに、直面することもあったことです。
健康管理や家庭のこと、いつしか、お客様でありながら、もっともっと近い関係になれたのは、他の営業職よりと違い、先の「人生」というもの、将来プランを一緒に考えていくということが、大きく、今でご縁が繋がっていることに結びついているのかもしれません。

こういう楽しみ方も

やったことのない仕事は、不安はつきものです。
私は、「とにかく稼がなければ!」との思いで、収入重視でしたので、会社から提案のある資格、ファイナンシャルプランナーの資格も就業期間に取得し、取得することによりボーナス1万円UPという収入も得ました。

個人のお客様から、法人営業へ変え、たくさんの企業にお会いする機会は、視野をとても広げられました。

営業という仕事は、外回りと事務仕事もありますが、時間の自己管理がきちんとできれば、子育てをしながら、理解ある環境で働けます。シングルマザーにとって、最初から整っている環境です。

将来のために

そして、その営業経験や資格によって、代理店になることもできます。

生命保険での仕事経験は、転職時にも役に立ちましたし、自分や周りの人のライフプランを見出すことができました。

さいごに

「保険とは何か?」何でも共通して言えることですが、「知っている」ことが理解していることではないということも目の当たりにしました。

「保険」というものを通して、当たり前に使っている言葉の意味や、本当の必要性を、人に伝えることの難しさを経験することができました。
今でも、ご縁をいただいたお客様と、お会いできることは、今でも楽しみのひとつになっています。

ABOUTこの記事をかいた人

櫻原 てるみ

4人のシングルマザーです。今、現在も子育て中。悩み、苦しみ、逃げ出したい時もありました。でも、今は、子どもと過ごす時間が一番幸せです。離婚を経験し、こんなに苦しまなくても方法はあったのでは?と、カウンセリング・コーチングを学び、「母の笑顔と子どもたちの未来」「笑顔溢れる人生を」「寄り添い・応援する」カウンセラー・コーチ。そして、大好きな美容の仕事。美と心のプライベートサロンSmile-dreamを運営しております。

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