シングルマザーの私!転職の理由は『お金を稼いでみたくなった』から

あなたは、どうして働いていますか?あなたはなぜその仕事を選び、今も続けているのでしょうか。その理由を考えて、自分と向きあったことはありますか?

日々の生活に一生懸命だと、「なぜ?どうして?」という疑問を浮かべる余裕もないと思います。私もずっとそうでした。でも、「それを選んだ」からこその「今」なのです。

同じシングルマザーという立場であっても、それぞれの生き方があります。私の「他の人とはちょっと違った仕事選び」をお話します。




実家からスタートした一人親人生と仕事

元夫と別居してから実家で長い間同居をしていました。

離婚後、シングルマザーとなった私は、仕事を探す最初の段階から「娘との時間を優先させること」が第一条件でした。というよりも、私の両親の意向が「母親は子どもといる時間を優先させること」だったので、それに従ったもの。

シングルマザーとなっても実家にいる分、娘の面倒をお願いすることも多いので、「親に従わないと」という意識が働いていたのかもしれません。

実家にいるからこその安心感

金銭面では両親は共働きでしたので、いわゆる「ひとり親家庭の貧困」を体験することもなく、「お金の不安」も抱くことはありませんでした。

もともと、妊娠するまで歌手を目指してレッスンを受けながらフリーターをしていたので、「稼ぐこと」をあまり経験せずに社会人になっていたなと思います。

ですから「稼がなきゃ」とか「ステップアップしなきゃ」などという気持ちを抱くことはありませんでした。

「働かなきゃ」「稼がなきゃ」という強迫観念と「自分らしさ」

それは、今でも同じで、シングルマザーだから「今が不安」「未来が不安」だから「働かなきゃ」とか、「稼がなきゃと」いう意識は全くないのです。

時にはそれが「甘えだ」とか「親がいなくなったらどうするの?」とか「自立できていない」とか言われたこともあります。

実際、自分でも「甘えてる」と思うし、「親がいなくなったら困る」と思うし、「自立できていない」のかもしれないと思います。

ただ、それを私はそのまま受け入れているし、今の自分を否定して強迫観念に駆られて、働くことは「自分らしくない」と思うのです。

「お金を稼ぎたくなった」から転職!

そんな私が「お金を稼ぐ」ため、この春、三度目の転職をしました。

でも、「ひとり親だから今が不安」とか、「シングルマザーだから未来が不安」だから転職を決めたわけではありません。

私は、純粋に「お金を稼いでみたくなった」から、お給料のいい仕事に転職をしました。

現状維持は恐怖心からくる?

というのも、転職はしたいなという願望はありましたが、「現状を変える勇気」がなく、現状に甘んじていたのです。

「両親の意向に背きたくない」「娘との時間を減らしたくない」「ちゃんと就職したら再婚が決まったときにすぐに辞められない」「好きなことが出来なくなる」という自分の気持ちは、「今までとは違う働き方をしたら、全てを失ってしまうのでは?」という恐怖心からくるものでした。

そんな私の元に、派遣会社から突然の「派遣契約終了」の知らせが届いたのです。

一か八かの面接試験!

これは「転職しろ!ってことだ」と思いました。

それまで、週4日の派遣の仕事だったので、好きなことも出来たし、プライベートも充実していました。しかし、再び同じ条件で派遣会社には探してもらったのだけど、「本当はもっと稼げるのでは?」という、もうひとつの心の声が聞こえたのです。

でも、「今までとは違う働き方」をしたら、「私は多くのものを失ってしまうかもしれない」という恐怖心があり、とてもとても迷いました。そして私は、一か八かで今までの条件の派遣会社から紹介された仕事の面接と、フルタイムの契約社員の面接を受けて、先に採用の連絡が来た方に行こう!と、決めたのでした。

今までとは違う方を選んだ転職の先にあったもの

そして、今までとは違う「フルタイムの契約社員」の方が先に採用の電話が来たのです。給料は今までよりも大幅に増えます。

しかし、土日も祝日も基本は仕事となり、娘との時間は大幅に減ります。そのことを両親に伝えると、「子どもがいいのなら、いいんじゃない?」と言われ、その娘は「別にいいよ」と、あっさり。

だんだんと親から離れていく年頃とはいえ、ちょっと寂しさを感じましたが、ずっとダメだと思ってきたことが意外とあっさり受け入れられて、拍子抜け。

自分が勝手に妄想して、上手くいかないと決めつけていただけで、実は選んでみると、想像を超える現実が見えたのでした。

経験していないことは誰でも不安

自分が今まで選んでこなかった道は、その先を知らないから怖いだけ。先が見えないから色んな妄想が起きるのです。

そして、「その先を経験した」という人が、「あの先にはこんなことが待ってるのよ」って、その人の主観で教えてくれる。

自分の心の声に従ってみてほしい

でもそれが「絶対」ではない。あなたにはあなたの、その人にはその人の「真実」があるだけです。だから、自分の心の声に従ってみてほしい。私は、転職をして今までとは違う世界を歩み始めました。

それは思ってもいなかったけど、今までの経験の全てが活きています。そして、ずっと自分の中で禁止してきた「親の意向に背く」ことを破っても、私は変わらず両親からも娘からも愛されていました。

さいごに

親の意向に従ったからこそ出来たことがいっぱいあるし、もっと早く違う選択をしたら違った人生だったのかもしれません。

でも、今の私は十分満足しているし、とても幸せなんです。どんな道を選んでも、その先にいる私は「絶対」幸せだと「知っている」のです。

ABOUTこの記事をかいた人

徳村寛子

神奈川県在住、シングル歴8年目。マヤ暦を使ってセラピストをしています。趣味は映画鑑賞。中でもSFとファンタジーが大好き。ライフワークは、シングルマザーの恋愛応援。自分を愛して、愛される人生を体現しています。やっぱり笑顔が一番素敵!がモットー。

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