子育てと仕事の両立!離婚を機に転職をしなかったその理由とは?!

シングルマザーになる前やなった時、“転職”を考えるという人は多くいると思います。
しかし私は、転職という道を選びませんでした。

私には3人の子どもがいます。離婚当時は長男10歳、次男8歳。長女が2歳。保育園の送り迎えの時間に都合がつけやすいということは、仕事をする私にとって一番重要視するところでした。

職場を変えるということは、通勤距離や勤務時間が変わってしまうかもしれない。
新しい職場になれば、早退や休みも取りにくくなっては困るということがあると思いました。




子どもがいると雇い入れてもらうことが難しい

小さい子どもがいる場合、仕事を得るということが簡単でないことを実感した出来事があります。次男が1歳になる前のことです。

当時、義両親と同居だった私は働きに出たくて仕事を探していました。数か月だけの期間限定の事務の仕事でさえ、小さい子どもがいると休みがちになる等の理由から、親と同居であり協力者がいるということを話しても、「小さい子どもがいる人ではダメ」ということを面接時にハッキリと言われ、雇い入れてもらえなかったのです。

その経験からも、次の仕事が簡単に見つかるとは限らないということもわかっていました。

理解してもらえるから思いっきり働ける

今の職場で働くときの約束が、子どものことを優先してよいというものでした。子どもたちの急な病気や体調不良で休むことは想定されることのひとつです。

また、学校行亊などはできるだけ参加したいと思っていましたので、それに合わせて仕事を前倒しや後回しに調整をしました。今でもそれは変わりません。小さな会社ではあるのですが、職場側の理解があったことがとても大きな理由です。

続けている仕事の業務内容は

仕事の業務内容としては事務ですが、書類作成だけでなく、電話対応はもちろんのこと、接客、お客様からの聞き取り、提案、契約、多いときは週に4~5回の外回り、勉強会への参加など、雑務もですが、細かいことをいえばきりがないくらいにあらゆることをこなします。それでも事務なので給料は多くはありません。

お金の入り口はたくさんあった方がよい

ありがたいことに、副業も認めてくれている職場でもあります。事務の仕事以外にも個人の保険代理店をしています。

また、無料で受講できるひとり親向けの講座を受け、自分の空いた時間で出来る仕事もしています。仕事はひとつではなくていいし、ダブルワークだって、トリプルワークだっていいのです。

仕事を通して得たもの

私にとってももちろんそうでしたが、子どもたちにとっても親が離婚するということはとても大きな出来事だったと思います。

お金のことは後でどうにかなるだろうと思いました。それよりも、離婚をした後子どもたちの内面的なことが心配で、心の問題は起こってしまってからではとりかえすことが難しいだろうと思っていたので、自分も子どもたちも心を鍛えるという土台作りが私の課題でした。

子どもは親の背中を見て育つ

仕事を長く続けることや、様々なことにチャレンジする姿を見せることができたのは、子どもたちを育てるうえで、とても役に立ったと感じています。

子どもの前で、仕事で学んだこと、理不尽に思えたこと、思い通りにならないことや、世の中のルールや仕組み等も、できる限りのことを伝えてきました。よいことばかりでもないので、たまには愚痴をこぼしたりもします。

子どもたちは一番身近にいる親の影響を多く受けて育つもの。私がどう生きるか、どんな風に物事を見るのか、それをどう活かすのか、それを近くで見せることが出来たのではないかと思います。

子どもがやりたいことは我慢させない

ひとり親だからとか、母子家庭だからとか、そんなことを言われたことはありませんが、そう見えないようにという、私なりの努力もしてきました。離婚時に学校や職場など、住む場所も近くにし、出来る限りそれまでとあまり変えないことを選ぶようにしました。

やりたいことを我慢させることがないように。そして私自身も罪悪感を持たないように、そのためには私自身がいつもこころにゆとりを持つことが一番大切なことだろうと、常に自分の中で思っていました。

職場の経験を通してできた子育て

仕事をするうえで、子どもたちを育てるうえで、「社会ではこういうことがある」「あんなこともあった」などと子どもたちに伝えることができたのも、この職場だったからだと思います。

ここで仕事をしていたからこそ、私は私らしい子育てができました。

いまの職場に勤めて十数年が経ちました

長く勤めるということは私にとっては、たいしたことではないと思っていました。

先日、中学時代の友人数人との飲み会の席でのこと、みんなが口々にそんなに長く同じところで働いているなんてすごい、と言うのです。聞いてみると私以外はみな転職をしているとのことでした。

ひとり親であり、シングルマザーとして働きやすく、融通がきく職場だったことが、長く働かせてもらえた一番の理由です。そんな職場に出会えたことは、私はラッキーな人間だと思います。

子どもたちもそろそろ大きくなってきました

この職場には感謝の気持ちでいっぱいですが、私は次のステージに向かうべき時期が来ているように感じています。

ここで働かせてもらえたこと、出会えた人たちのこと、感謝の気持ちを忘れることなく、進化するべく羽ばたきたいと思っています。

さいごに

楽しく仕事をすることは人生を楽しくすること。
私にとっての仕事とは、お金を得るためだけにするものではなく、人生を楽しくさせてくれるもの、そして自分を成長させてくれるものです。

どんな仕事でも、どういう気持ちや態度で取り組むか丁寧に対応できるか、が大切なことなのではないでしょうか。

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