離婚後の子どもとの距離感と元夫の影!子育てにまで影響した日々

離婚時には、私には7人の子どもがいました。
今では末っ子も高校を卒業し、就職することが出来ました。
当時は大変な状況でしたが今考えると「子育てをもう少し上手に出来たのでは?」と後悔があります。

そんな私の実体験から、離婚直後の方やシングルマザーとして日々奮闘されているひとり親の方たちに、何か気づいていただくことができればと思います。




子育てが放棄状態に

離婚した時の子どもたちの年齢は末っ子から3歳・小学生1年生・5年生・6年生と、その上が高校2年生・20歳・21歳のときでした。

実際に離婚届を提出する半年前に、別居が始まり離婚になったのですが、別居中の生活費を元夫から貰えなかったこともあり、あくせくするばかりで心の余裕がまったくありませんでした。
それによって、当時の私は少しずつ少しずつ子育て放棄状態になっていったのでした。

離婚してからの子ども達

離婚の1年前に夫婦で家を購入し、家族全員で暮らしていました。
ですから、離婚後子どもはみんな私が引き取ったため、購入した家からは元夫が出ていくことに。

そして元夫は、私の父親が経営する会社の社員であったため、離婚と同時に元夫が会社を退職することにもなりました。

職場も家も失くした元夫の矛先は

元夫は家と職場を失くすという立場になり、更にはその職場には長男である息子も働いていたため、その腹いせなのか長男に「俺が買った家だから、家から出て行ってくれ」と言ったことから長男は直ぐに家を出ていきました。

その後、次男も結婚することになり家を出ることになったのです。

子ども達に目を配ることが出来ない

長男・次男が家を出て行くことになり、子ども5人の生活になりました。

長女高校3年生、次女は中学生、三男は小学6年生。
4男は小学2年生と低学年だったので学童保育に入り5男は延長保育で夜7時まで保育園で過ごす毎日。

仕事が終わると7時頃お迎えに行き家に帰る毎日でした。
そんな、コミュニケーションがとりにくい毎日に、父親っ子だった次女と三男が一番影響を受けていたのでした。

この2人の子たちは父親がいない寂しさに徐々に問題が出てきたのです。

子ども達に変化が!

仕事に拘束される日々、子ども達が学校から帰宅した時に私は家で出迎えてあげる事が出来なくなったのです。

私が仕事を終えて夜に帰宅することで、家族が接する時間が極端に減ってしまい、そうなると細かい変化にもなかなか気づくことができないまま、時間だけが経過していきました。

以前はとても明るく、まるで漫才のような事をしながら人を楽しませていた次女と三男。
二人は多感な時期ということも重なり、性格も以前に比べると暗くて怒りっぽくなってきていたのです。

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子育てを楽しめなくなっていた私

次女の状況が悪くなっていく中、学校からの毎日の電話や先生が自宅に訪問する日々が続くようになりました。

そんな時、三男が万引きするなどの事件が発覚。
仕事が終わってから学校に行ったり、謝罪に行ったりとの日々でした。

「なんとかしなければ」と気になりながらも、どうして良いのか分からず、そんな中で子どもは益々と荒んでいくようになったのです。
ぬいぐるみ
出典:pixabay.com

元夫と内緒で会っていた!

離婚の時の条件で、「元夫が子どもと会う時は、私に許可を取ってから会う」という約束でした。
ところが、元夫は内緒で子どもと会っていたのです。

離婚時に約束した数々を、元夫は殆ど守ってくれていなかったので、元夫に面会を許していなかったのです。
そんな事から、元夫は三男と同級生の子どもを持つ以前から親しくしていたその父親に仲介役を頼んで、別れた三男と次女にも会っていたのでした。

しかし、会っては「次に会う約束」を破られる事も何度か続き、「約束が守られなかった」ことに対して、三男はショックな思いを抑えきれずに家で暴れたのでした。

その一部始終を長女から聞き、私から元夫に対する怒りと子どもに対しての申し訳なさが重なり、とても複雑な思いをしたことを今でも鮮明に覚えています。

何度も元夫に交渉しても無駄でした

そんな事から、元夫に連絡をして子どもの状態を話し「子どもと会う約束した日に必ず守って欲しい、曖昧な時には約束をしないで」と、強く伝えたにも関わらず元夫が約束を破る事が何度もありました。

三男がこれ以上に傷つくのを見てられなくなり可愛そうで「何回も、お父さんに話しをしたけど約束を守ってくれないから、お父さんに会うことはやめておこう」と。

でもそんな事は子どもには無理な話しでした。
来てくれない元夫に電話をかけては「会いに来て」と頼んでいたようでした。

家に帰ってもホット出来る場所がなくなってしまった

別居後の生活費や離婚後の養育費などは一切入れてくれない元夫。

なのに、子どもの為に毎日頑張っている私を差し置いて」という思いから、元夫に何度も裏切られても父親を求める子どもたちの姿に「私は一体何?!」という寂しさがわきました。
そんな事から母親としての役割が出来なくなってきたのです。

まともな判断もできずにいた頃

私が仕事で疲れて帰っても、家は乱雑!子ども達の状態も変わって来てしまいホッと安らげる場所がなくなってきていたのも事実。
子どもに怒ったり、八つ当たりしてしまうことが多くなりました。

「このままではいけない」と頭ではわかってはいても、心身ともに疲れていた私は、まともな判断すらできなくなってきていたのです。

離婚後の子どもへの配慮

子どもの離婚後のメンタルケアがどれだけ必要な事か、私自身も深く学ぶ機会となりました。
経験で学んだことではありますが、それによって様々なところにアンテナを張ることができる様にもなりました。

離婚したことで、どれだけ子どもが傷ついたかを感じ子どもにとって最善の方法を考えていくことだと思うのです。

元夫に対しても毅然とした態度も時には必要だったと。
「子どもが可哀想」だという気持ちが働いて中途半端にしてしまったことにより、余計に子どもの心を傷つける結果になってしまったのだと今は思います。

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さいごに

夫婦は別れた後は他人になるけど、子どもにとってはそういうわけにはいきません。

両親が別れた後も父親であり、母親であることには違いないのです。
子どもの年齢や環境、そして状態を考えながら、根気よく何度も子どもと話しをしながら思いを伝える事が、子どもにとってメンタルケアとして、大事なことではないでしょうか。

「子どもだから」と簡単に判断し、子どもの想いをスルーせず話し合うことで、日々子どもの心も緩和されていく事と思います。

ABOUTこの記事をかいた人

鈴木明美

「いくつになっても女性を楽しみ自分らしく幸せを感じる生き方へ」をコンセプトに活動しています。Pure Heart 鈴木あけみです。私自身もシングルマザーとしていろいろな実体験の中から、こうして幸せを感じることが出来るようになりました。当時は少しの知識だけを頼りに離婚をしてしまい、思ったようにならずに大変な苦労をしました。知識がある、ないではシングルマザーになった時に天と地ほどの差がでます。皆さまのお役に立てるようにと活動しています。

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