昨今、「男性脳」と「女性脳」という違いを耳にしたり、目にしたりすることはありませんか?
私自身、現在のパートナーとの関係をより良くしてきたうえで、知って良かったことは、この「男女の脳の仕組みの違い」でした。
これを知ったとき、現在シングルマザーである私は、前の夫とのコミュニケーション不足についても反省することが多くありました。
知っているのと知らないのとでは大きな差が付く、「パートナーシップを育むための行動パターン」。
あなたに思い当たることはありませんか?
シングルマザーのための男女脳の違いレッスン
「なんて女心のわからない人なのだろう」
このセリフをパートナーに何回も言っていた過去の私。
「こう言ったら時はこうしてほしい時なんだよ。私に言わせないでよ」という会話も何度もしていました。
そういう経験あなたにはありませんでしたか?
その仕組みは?
物理的に言うと、男女の脳には大きな違いがあって、左右の脳を繋いでいる「脳梁」という部分が女性の方が太くなっています。
そのため、感じること(右脳)とそれを言葉にすること(左脳)のやり取りが早く、情報量も多いため「マルチタスク」と言われます。
一方、男性は脳梁が細いため、情報のやり取りが女性に比べて遅く、一つのことに集中する力があります。
ただ、他に気が付かないことが多いため、女性からすると「察しが悪い」と感じさせるところがあります。
男の会話は結論、女は話をすることが大事
そうなってくると、男女が会話をするとき嚙み合わないのも仕方がないと思いませんか?
女性は感じるままに言葉を操り、相手の反応を見ながら多くの情報を伝えることが出来る。
でも、男性はそんな女性との会話を聞いていても、処理能力が間に合わず、「女は何が言いたいのかわからない」とか、「話が長い。結論だけを言ってくれ」とか、それでケンカになったりしますよね。
そうすると、会話に対する目的も違います。
男性は簡潔に結論が知りたい、女性は会話そのものが目的だったりします。
少しの工夫でお互いが理解し合える
もし、パートナーにただ話を聞いてもらいたいときは最初に「とりあえず、私の話を聞いてくれる?」と伝えてから話をしてみてはどうでしょうか。
唐突に話し始めると、男性は「どこかに結論があるはす」と思って聞き始めますからね。
最初に一言あるだけで、お互いが会話を楽しめる雰囲気になると思いますよ。
男性側の恋愛の醍醐味
離婚した後の、現在のパートナーからのアプローチで私たちの交際は始まりました。
それはそれはとても情熱的なアプローチだったのです。
しかし、交際が始まるとだんだんと彼の情熱的な愛情表現は減っていき、今までしてくれていたデートのプランも立ててくれなくなり、美味しいお店も探してくれず、気づけばいつも同じデートコースになっていきました。
これがいわゆる「釣った魚に餌をやらない」なのでしょう。
付き合い始めたときとは違う
多くの女性が経験していると思いますが、これは気持ちが冷めたからではなく、男性にとって好きになった女性を口説き落とすことこそが恋愛の醍醐味だという脳の仕組みなのです。
女性を口説き落とすために彼らは自分を良く見せよう、大きく見せようとします。
もともと男性には子孫を残すことが本能として備わっているわけで、そのために素敵な女性を望むのも当然です。
手に入れるまでが勝負。その先はもう日常になっていくのです。
女性の恋愛の醍醐味
女性からしてみたら素敵なパートナーシップを築いていこうと思ったのに、急に彼が変わってしまったと思うのも無理はありません。
女性の恋愛の醍醐味は「ときめき」です。パートナーと一緒にいることと、ときめきを感じることはセットです。
私が「愛され女子になりたい」という気持ちを抱いたのも、この「ときめき」に通じるものがあったのかもしれません。
この人に大切にされている、私は選ばれた女なのだという気持ちが本能としてあり、恋愛中はそのときめきが何よりの幸せでもあるのです。
違いを認めて、受け入れるからこそのパートナーシップ
女性も意識が変わる時が来ます。それが結婚です。
恋愛は非日常ですが、結婚は日常になります。
そのとき女性からは「ときめき」の欲求は減っていき、素の自分になる。
そうなったらそうなったで、今度は女性であることをも置き去りにしてしまう。
そんな女性を男性は「昔はこうじゃなかった」といい、恋愛の頃の可愛かった妻に思いを馳せる。
なんとも、お互い様な男女だと思いませんか?
解って欲しいという気持ちがお互いにあると、パートナーシップは上手くいかず、相手を解りたいという気持ちをもち、違いを認め、受け入れるからこそ、新しいパートナーシップを結べるのだと思います。
さいごに
私自身、この脳の違いを知って、パートナーに対して無駄にイライラしたり、悲しくなったりすることが格段に減りました。
これから恋愛をする方は、男性は「釣った魚に餌をやらないものだ」と理解し、少し冷静に相手を見る目を持ってほしいと思います。
男女平等という価値観で生きてきましたが、しかし、男性が得意なこと、女性が得意なこと、私が得意なこと、あなたが得意なことは違います。
人と違うことは当たり前。お互いが違いを認めて、受け入れていく世界になる第一歩は、隣にいるパートナーを認めることだと思います。
人生の中で「離別というハードルを越えてきた」シングルマザーだからこそ、その経験値から、相手の顔色も素早くキャッチできる様になりたいものですね。
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