3人の子どもに恵まれた沖縄での生活と家族とのパートナーシップ

沖縄出身の私と本土出身の夫の結婚生活は10年目を迎えましたが、やはり、元々は赤の他人。
性格も違えば価値観だって違うし、付き合っていた時からぶつかり合うことも度々ありました。
それでもやっていけているのは、3人の子どもとお互いを想いあう気持ちが今に至っていると感じています。

毎日、夫にも子どもにも、鬼の形相の如く怒鳴り散らしている私ですが、家族があっての今の環境をとてもありがたく感じ、夫だけでなく子どもたちもひっくるめて、家族というパートナーシップの重みを感じています。




育ってきた環境の違い

生まれも育ちも沖縄の私は、両親が自営業の4人兄弟で育って来ました。

小さい時から両親の仕事に付いていき(夜間や休みの日の仕事も多かったので付いて行かざるを得なかっただけなのですが)、仕事のことで支えあったり、ぶつかり合ったりしている両親をいつも近くで見てきました。その分、家族で過ごす時間がとても多かったように感じます。

夫は生まれも育ちも沖縄県外の本土

一方、本土で生まれ育った夫は3人姉弟。
物心付いた頃から両親の仲が悪かったようで、仕事人間だった父は殆ど家におらず、価値観などの違いもあり、その後子どもたちが成長していく中で別居、離婚に至っていて、夫も「(それぞれの人生)早く離婚すればいいのに」と、私と付き合っていた頃もよくそんなことを口にしていました。

こういった生活環境で育ってきた私達夫婦ですが、この違いが、今の私達の家族の絆を強めている部分でもあると感じています。

子どもとの時間はしっかり子どもと関わる

結婚して子ども3人にも恵まれ、今では毎日慌ただしい毎日を過ごしていますが、夫が子育てに参加し始めたのは長男が3歳くらいになってから。

時間にメリハリを

それまでは仕事の忙しさもありましたが、第一に子どもとの関わり方が分からない感じでした。
そんな夫にストレスも感じましたが、子どもが話始め、一緒に遊べるような年齢になった今、子どもたちとの時間を大切にしてくれ、「この時間はしっかり遊ぶ!」ということを心掛けてくれるようになり、私としても気持ちよく過ごせています。
また、まだ小さい三男の子育ても、次男との年齢差がある分子育てに余裕が出てきたのか、積極的に関わりを持とうとしている姿は、母としても妻としても嬉しい姿です。

子どものことを一緒に考え話し合う

私が日頃から夫にしているのは、仕事や用事で忙しい時こそ、子どもたちの様子を動画や写真、子どもたちから聞いたその日の出来事をメールで送ること。

離れていても共有できるもの

そうすると離れている時間の子どもの様子も伝わり、帰宅した時にもそのメールの内容を振り返りながら、話を広げる事が出来、子育ての悩みや子どもたちの変化を一緒に話しすることが出来るのです。

子どもの事、家族のことを夫婦で共有することで、子どもを叱った後の子どもへのフォローをお互いができ、嬉しい話を共感し合えるようにしています。

お互いの両親を大事にする

結婚をしたからには、相手の親も兄弟も家族。私の場合は、夫の実家とは離れて暮らしているので、夫の両親や家族に頻繁に会うことは無いのですが、なるべく子どもたちや家族の状況をメールしたり、電話するように心がけています。

逆に夫は私の実家に行く機会が多いのですが、程よい距離感で接してくれていて、サポートしてもらった時は感謝をしてくれています。

夫婦の話し合いが乗り越える鍵に

しかし人間誰にでも性格の不一致や合わない人がいるのは当たり前。
義理の両親と接していて、いじめのような接し方や精神的な負担がくるようなら、夫婦で話し合い、何かしらの解決策を考えるのも家族、夫婦を長く続けていくために必要なことだと思います。

家族みんなでパートナーシップを築く

長男が生まれる前から、短期的な出張が多かった夫ですが、夫がいない時こそ子どもたちへは、お父さんの頑張っている話をよくしています。

そのお陰かどうかは分かりませんが、自然にお父さんの姿を追うようになりました。

ハグは最高のコミュニケーションツール

また、夫婦で喧嘩をした時も、お互いの文句は子どもの前では言わないようにし、眠る前は家族みんなでハグするなど、子どもたちだけでなく、私たち親にとっても心の休まる瞬間を作っていくようにしています。

今では、不機嫌な顔をしている私に「かーちゃん笑って!」と息子から言われるようになり、家族みんなが互いに支え合っているんだなと感じることも多くなりました。

さいごに

家族が円満でいる秘訣はそれぞれの家庭で違ってくるとは思いますが、少しでも笑顔でいられる時間をつくれたら、それは子どもにとっても親にとっても幸せな時間になるのではないでしょうか。

結婚する前、結婚してから、子どもができてから。同じ夫婦でもこういった環境の変化で生活の変化や心の変化も出てきますが、そこで一度立ち止まり、家族で向き合っていければ、一番いい答えが出せるのかもしれません。

まだまだ子育て最中の私も、これから何があるか分かりませんが、まずは自分ができることから始め、家族との時間を大事にしていきたいと思っています。

 

※この記事の筆者はシングルマザーではなく、ステップファミリーでもありません。
円満に、家族とともにパートナシップを築かれている、ひとつの家庭のあり方の実話を執筆していただいています。

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