シグマル

シングルマザーも目指せる!スキルアップと生活向上が望める士業4選

女性

出典:model.foto.ne.jp

離婚後、子どもたちを抱えての生活を考えると、ほとんどの人がお金の事が頭を過るのではないでしょうか。

子どもたちが成長して、自分の手から離れて行くまで安心した生活が出来るようにと思うのが親心。
そうなると、高い給与で安定した職に就くのがベストですが、その為には資格所得も必要になってきます。

しかし、資格所得には時間やお金、目指す資格の難易度の高さなどもあり、挑戦する事を躊躇してしまう方も多いですよね。

ここでは、実際にシングルマザーも目指すことができる士業4選
税理士』『公認会計士』『行政書士』『社会保険労務士』をご紹介します。

行政書士』『社会保険労務士』についての詳細は次のページになります。




資格のイメージで自分に出来ないと決めつけていませんか?

士業と言うと少し固いイメージを持っている方も少なくないでしょう。

特に税理士や行政書士等は専門的過ぎて、その名前だけで業務内容を固いイメージで決め付けてしまいスルーしてしまう人も居るはず。

ですが、シングルマザーになってから、こう言った資格の勉強を始め、資格を所得し、正社員で働いている方も結構いるのです。

税理士とは

税理士の仕事とは、税金の「税」の字がついているのでイメージしやすいと思いますが、企業や個人事業主等の税金対策やアドバイス等を始め、資産税の申告の代理や会計処理の代行を行ったりするのが税理士です。

企業のパートナーとして欠かすことのできない職業のひとつで、税務調査などの対応も行い、顧客の権利を守り、安心させるのが税理士の仕事でもあります。

税理士になるには


出典:model.foto.ne.jp
一般的には大学卒業をしていれば税理士の試験を受ける事が出来ます。
高卒の場合は、日照簿記1級を合格するか、もしくは税理士事務所や会計事務所で3年以上働くことで試験を受ける事が出来るそうです。

合格後は2年以上の実務経験後、税理士として登録することができます。
また公認会計士の資格を取ることで、税理士として働くこともできるのです。

女性にとって長く続けられる職業

専門職でもある税理士は、一度その職から退いてしまっても、経験があれば再就職がしやすく、年齢が高くなっても続けていきやすい職業です。

また、多様な働き方ができるので、フルタイム勤務が難しいと感じた場合や、確定申告の忙しい時期などは短時間労働で収入を得る事が出来るのです。

経験を積めば、女性でも独立して事務所を開くこともできるので、家の事も仕事の事も上手く両立しやすいそうです。

税理士としてのやりがいと魅力

税理士は多くの業界に関わることができるので、多くの出会いがあります。
個人から中小企業などを中心に相談や申告の代行等を受けるので、どこに行っても仕事があり、長く続けていくことができます。

また、様々な税金がある日本だからこそ、税金に関するサポートを多くの人や企業に提供することができ、支えとなるのです。

華やかな仕事とは言えませんが、社会では必要不可欠な職業であり、信頼される仕事と言えるでしょう。

税理士の就職先は?年収どれくらい?

主な就職先としては税理士事務所ですが、他にも一般企業の経理部や、コンサルティングの企業で専門知識を活かした業務を行うことができます。
企業の経営をサポート、支援していくのが主な仕事になってきます。

初任給でも年間500万程貰えるケースもあるので、シングルマザーにも人気の高い職業になっています。

また、日本税理士共済会が運用している保険や年金の制度も本人だけでなく、その家族もサポートを受けられるので安心、安定した生活を送ることが出来るのです。

公認会計士とは


出典:model.foto.ne.jp
普段の生活の中ではあまり耳にしない職業ですが、企業の中では重要な役割を果たす公認会計士。

税理士と似たような位置づけですが、大きな違いは、企業の決算書を監査、調査し、会計基準に則っているかをチェックし、その企業に投資している投資家の信頼確保を維持するための仕事と言えるでしょう。
顧客としては大企業が主になり、何十億、何百億の取引額を監査しています。

公認会計士になるには

年齢学歴など一切関係なく、誰でも受験することができるのがこの資格です。
まずは筆記試験に合格すること。
次に2年以上現場での業務補助経験が必要になってきます。

その後、日本公認会計士協会が行う修了考査に合格後、公認会計士として登録することができます。

育児をしながら続けていける?

公認会計士は、その資格を持っている者しかできない仕事でもあるので、男女差のある職業でもなく、資格を持っていることで就職もしやすい職業です。

ただ、取引先の監査などで出張が多くなってくるため、実家などの子育てに協力してもらえる環境があると、より働きやすくなるでしょう。

独立して、自分の事務所を持つこともできますが、子どもが小さいうちは、やはり周りの協力が必要になってくるかもしれませんね。

責任ある業務と安定した収入が魅力

難易度の高い資格なだけあり、その業務は公認会計士を持っている者でしかできない重要なポストであり、仕事を終えた時の報酬も高く魅力的です。

企業の誤った決算書などを正すことができ、財務状況や経済社会を支える、とても責任ある業務を熟すことが出来るのです。

就職先はどんなところ?

公認会計士の就職先としては、監査法人や企業、個人事務所などが主な就職先となっています。
代表的なのは監査法人で、そこでの経験を積み、他企業や個人事務所へ活躍の場を広めていくのが一般的なようです。

また、経験を積むことで、自分の事務所を持つこともできるので、一人で家庭を支えていく立場としては、最終的にはそこを目指し、子どもたちとの時間も増やしていけるといいですね。

似ているようで違う、公認会計士と税理士の違い

どちらも会計専門の職業ですが、業務内容は大きく違ってきます。

公認会計士は、主に企業の経営の「監査」と「コンサルティング」を行うことが主な業務とされています。
税理士は、顧客の税に関する申告書の作成や提出を行う「税務」が代表的な仕事です。

税理士と公認会計士のまとめ

どちらも男女に差が無い業務、収入を得る事が出来るので、少し時間をかけてでも目指す価値のある資格になっています。

子どもたちのとの時間も大切にしていきながら、安定した生活が送れるように、どの職種が自分に一番適しているのか見極めていきながら、より良い生活を目指していけるといいですね。

次のページでは『行政書士』と『社会保険労務士』について詳しくご紹介します。

行政書士とは

「行政手続きのスペシャリスト」とも言われている行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公庁に提出する書類の作成と提出代理。

権利義務に関する書類の作成と代理作成を主な業務としていて、行政書士が報酬を得て作成できる書類は6000種以上だそうです。

行政書士になるには

受験するのに制限は無く、誰でも受ける事が出来ます。
とても合格率の低い資格ですが、独学でも合格は出来るそうです。

行政書士の補助として働きながら勉強し資格を取る人も多いそうなので、シングルマザーにはそういった環境もありがたいですね。
スクールや通信教育なども利用しながらの勉強方法もおススメです。

また、公認会計士や税理士、弁護士等の資格をもっている人は、試験を受けずに行政書士の資格を所得できるそうです。

女性専用の行政書士事務所もある

就職先としては、行政書士事務所ですが、近年は女性専用の事務所も増えてきているそうです。
女性だからこそ話しやすい家庭内の問題や離婚、遺言書などの相談や依頼なども、きめ細かい対応ができ、女性の行政書士の活躍が期待されています。

働く職場にもよりますが、安定した休暇も取りやすいので、子どもとの時間も大切にしながら仕事をすることができるでしょう。
女性の行政書士の需要が見込まれている今、目指してみてはいかがでしょうか。

収入はどれくらい?

やはり気になるのは収入面。
法律の専門職でもあり、国家資格でもあるので、高い収入も期待してしまいますが、勤務する事務所によって異なってくるようです。

平均500万円以下と、士業のわりには低い年収と言われていますが、一般的な仕事に比べるとやはり高いのではないでしょうか。
独立し成功すればこれ以上の収入も期待できるでしょう。

行政書士の資格を取るのに遅いなんてない!

行政書士の受験資格には、学歴も年齢も制限が無いので、いままでのキャリアを気にせずに、いつからでも目指すことができます。

合格し経験を積めば、自分の事務所を開くこともできるので、積極的な営業活動をし、顧客からの信頼を得ながら自分の力を試してみるのもいいでしょう。

さまざまなワークスタイルを取ることが出来るので、こどもの成長に合わせたプランを立ててみるのもいいですね。

社会保険労務士とは

会社の中で、従業員が安心して働ける環境づくりのために、賃金や退職金、労働時間や休暇、福利厚生に社会保険などの労働条件を整備し、人事や経費削減などのアドバイスなどを行える仕事です。

出典:model.foto.ne.jp
会社と従業員の間に立つだけでなく、国も挟み、安心した環境で従業員が働いていけるようお手伝いするをするのです。

社会保険労務士になるには

社会保険労務士の受験資格として、短期大学卒業以上の学歴の人、大学で62単位以上修得した人、修業年限が2年以上で課程の修了に必要な総授業時間が1,700時間以上の専門学校を修了した人、に一つでも当てはまる者か、3年以上の社会保険労務士や弁護士業務の補助や国や地方公共団体の行政業務に携わっていたなど、受験を受けることができる条件が付いているので、試験を受ける際は自分の履歴をしっかり確認しておきましょう。

独学よりも、専門学校や通信講座がおススメ

難易度の高い資格でもあり、法律を扱っていく仕事でもあるので、やはり独学よりも学校や通信講座などを利用し勉強することをおススメします。

継続できる工夫が大事

社会保険労務士のテキスト数はあまり多くなく、自分に合ったテキストを見つける事が出来ない可能性が高く、年金制度や社会保険など、毎年大きく変わる法改正などの情報も自分で調べなくてはなりません。

また、自分一人で取り掛かる緊張感やモチベーションを持っていないと気が抜けてしまい続けるのは難しいかもしれません。

少しお金はかかってしまいますが、専門学校や通信講座も視野に入れながら、それぞれのメリット、デメリットを照らし合わせ、自分に合った勉強法で取り掛かかっていくことをおススメしています。

社会保険労務士は女性に向いている職業?

社会保険や給与計算、保険料の算定等、細かい計算作業の多い社会保険労務士は、日頃から社会保険制度を身近に感じている女性の方が、関心もあり勉強に取り組む人が多いそうです。

また、資格所得後も安定した給与と業務で、ブランクがあっても復帰しやすいのも特徴。
事務所を開いて独立することもできるので、とても強みになります。

シングルマザーも活躍

少し硬いイメージがあり、受験資格にもそれなりの条件が必要な資格ではありますが、シングルマザーでも子どもたちや周りの協力を得ながら頑張っている方も多いようです。

資格を所得するまでにも時間がかかってしまいますが、その分仕事に就いた時に、社会労務士として力を発揮でき、サポートできることが自分への励みになり、また安定した収入で家族も支えていくことができます。

士業は女性の味方!


出典:model.foto.ne.jp
どの資格も資格所得までに時間は少しかかってしまいますが、所得後は安定した収入があり、シングルマザーにとってとても強い味方になるでしょう。

一度その職を離れたとしても、再就職しやすい資格でもあるので、持っていてもマイナスになることはありません。

それぞれの資格と関連性があるメリット

また、税理士や公認会計士、行政書士などは、それぞれの資格と関連性があるのもメリットのひとつ。

公認会計士の資格を持っていれば、税理士や行政書士としても働くことができるなど、幅広い職業に就くことが出来るので、多くの事を学びながら、仕事として活かすことができ、独立も可能です。

仕事と家庭の両立ができるので、シングルマザーでも目指す人が多い職業でもあるのです。

さいごに

シングルマザーになると、生活をしていくため、仕事の事で壁にぶつかってしまうこともありますが、何を優先にしていくかしっかり考え子どもの成長も守っていきながら働いていけるといいですよね。

簡単なことではありませんが、子どもの成長段階に応じて働いていけるようにするためにも、長期的に続けていけるような資格は必要になってくるのかもしれません。
支援してくれる制度なども利用しながら、強みになる資格所得を目指すことも考えてみてはいかがでしょうか。

シングルマザーに最適!女性の自立を応援する・稼げる資格と仕事16選

2017年5月16日
前のページは『税理士』と『公認会計士』についてご紹介しています。
モバイルバージョンを終了