小1・小4の壁!働き続ける母親シングルマザーはどう乗り切るか?

「小1の壁、小4の壁」という言葉を耳にしたことはありませんか。
シングルマザーに限らず働くお母さんにとって必ず通る道ともいえる、小学1年生と小学4年生に訪れる悩ましい壁とは。
また、その壁をどのように乗り越えていけばいいのかみていきましょう。




小1の壁とは

子ども
出典:pexels.com
保育園は、延長申請すれば19時頃まで、民間の保育園であれば夜遅くまで預かってくれるところもあるので、フルタイムなど遅い時間まで仕事を続けることができます。

小学校へ入学すると、下校後は通常学校に併設されている学童保育へ行くことになります。
学童保育は、遅くとも18時までというところが多く、フルタイム勤務ではお迎えには間に合わずなくなるため、時短勤務に変更する母親も少なくありません。

制度が整っていない職場であれば育児と仕事の両立が難しくなってきます。
遅くまで預けることができなくなる、これが「小1の壁」です。
小学1年生の子どもを一人で留守番させることも心配で、勤務形態を変えざるを得なく転職するという人もいるのではないでしょうか。

草原と子どもたち

働く母親の課題・小学一年生の壁!シングルマザーはどう乗り切る?

2017年5月27日

留守番はいつからさせるか

子ども
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子どもによっては小学1年生から鍵を持って家で留守番ができる子もいるでしょう。
また、兄姉がいれば一緒に家で待っていることも問題ありませんが、第一子や一人っ子の場合、留守番を不安に思う子や嫌がる子に無理矢理強いるわけにもいきません。

本来は、子どもが自ら自主的に「お留守番する」と言い出すのを待つのがベストです。

とはいえ、子どもによっては何歳になっても、一人で家に入るのが怖かったり寂しかったりして、留守番ができない子もいるでしょう。
そのような時のために、どのように過ごさせるかを小学校入学前にリサーチしておくことが大事です。

行政の支援を活用する

各自治体の社会福祉協議会などが主催している、近所のご家庭で子どもを預かってくれるシステムをご存知ですか。

1時間800円程度で安価であり、希望すれば夕食もそのご家庭で用意してくれます。保育園のうちに登録を済ませ、預けるご家庭との面談を済ませておくなどして、いつでも利用できるような体制を確保しておくとよいですね。

習い事が保育園の代わりに

頼りになるのが近所の習い事です。
近隣で歩いていける習い事を下調べしておき、学校帰りに直行しできるか、何時までいることができるかなどリサーチしておきます。

子どもが楽しんで通えるように保育園のうちから通い始めて、先生との信頼関係を築いておくこともポイントです。
小学校にあがってからもひとりで行けるようになっていれば、家で留守番させずに済みますね。

経済的に余裕があれば民間学童を

学校併設の学童だけではなく、最近では民間学童も増えています。
放課後をより有意義に過ごすため、勉強はもちろんのこと、学童内で多彩なイベントが開かれることもあり、また、英語で会話するような施設も。
夜22時頃まで預かってくれて専用車で家まで送り届けてくれるシステムもあるので、経済的に余裕があれば利用すると安心ですね。

小4の壁とは

すっかり留守番もできるようになるとはいえ、まだまだ幼さも残る4年生。
小4の壁」は生活面と精神面のふたつが挙げられます。

学童は小3まで

生活面においては、小学校併設の学童保育は小学3年生までしか登録ができないことが多く、留守番はできても、下校後ずっと一人で家にいたり、大人の目がないところで家に友達を呼んだりするのは親としては心配なものです。
働くお母さんにとっては、放課後の過ごし方で悩ましく思うことも多いのではないでしょうか。

勉強が突然難しくなる時期

また、4年生の時期は高学年に向けて勉強が突然難しくなります。
また、心の成長も発達する時期で、友達関係もより複雑に。
親が気づかないところで不安やストレスを抱えるようになる年頃です。
仕事で忙しくても、夕食時などに学校や放課後の様子を聞きながら、子どもが悩んでいることはないか子どもに向き合う時間をきちんと設けることが大切です。

女子学生

シングルマザーの子育て!家庭と学校の連携は欠かせないことを実感

2017年6月1日

頼れる大人を確保すること

習い事や行政などを頼りにしながらも、特にシングルマザーであれば、いざというときに頼れる大人を確保しておくことも大事ですね。

どうしても早く帰ることができず預け先もない場合には、両親や近所のママ友、そして元夫も依頼しやすい状態にしておくと、自分自身が楽になれることもあるのではないでしょうか。
さまざまな助けを得ながら、小1・小4の壁を乗り越えていきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

しばはし聡子

中学生の息子と暮らす子連れ離婚経験者。面会交流に後ろ向きな思いを乗り越えた経験を生かし、離婚後の子育てや相手方との関わりで悩む親、そして子どもの一助となりたい思いから「一般社団法人りむすび」を設立。 現在、個別相談や面会交流支援に加え、講演や執筆を通して共同養育普及活動を実施中。

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