別居直後!家裁の調停で何とかなるという期待をしたのは甘かった!

私が家裁の調停に行ったのは元夫と別居してからの、生活費を入れて貰えないことが一番の理由でした。

2人で話しをしていてもトラブルになるだけだと思ったからです。私自身、別居前は専業主婦であったため、別居直後のこの時はまだ働いていませんでした。

元夫との子どもは小学6年、5年、1年、3歳の4人。
そのため、元夫が生活費を入れてくれないとなると、生活していくことができません。

そうなると、早く離婚して養育費や児童扶養手当などの手続きをして「せめて子どもたちだけでも食べさせていかなければ」の想いで、家裁で調停を起こすための行動をとりました。

当時は、家裁に行けば大丈夫という甘い気持ちでした。本などで下調べをしていたので私の請求は簡単に通ると思っていたのでした。ところが調停が始まると、本に書いたようにはいかなかったのです。




調停は何の為にしているの?

家裁の調停は15年前の事でしたので、ハッキリと覚えていないこともありますが、それでも調停の記憶は私にとっては悪い印象で残っています。

調停の方は言葉などから「早く調停を終わらせたい」という印象を受けました。一番困っていたのは生活費でしたが、「それは難しい」とスルー。

それよりも早く離婚に向けての話し合いをした方が良いという感じでした。出てくる言葉は「ここで折り合いを付けないと今度は1ヶ月先ですよ」と言われたりしていたので泣き寝入りの状態でした。

生活費の交渉も出来ないの?

別居の間の生活費が困っていたので、その問題に対して話し合いが行われると思っていたので肩透かしでした。結婚生活をしている時は、私が家計を管理していたのですが、別居して1ヶ月後に銀行に行くとカードが使えません。

びっくりして窓口に行くと元夫がカードを使えなくしていたのです。窓口の人に交渉をしようにも「夫婦だからと言ってもお金は下ろせません」と。元夫の子どもも4人はいるのに、そこまでする元夫に怒りと悲しみでいっぱいでした。

そんな事もあって調停を申し込んだのに、それよりも何よりも離婚の話しを進めることの方が優先で生活費の交渉もしてくれませんでした。子どもの人数を考えても生活費をもらえないことは痛手でした。調停の方の義務的な対応が、もっと親身になってくれると思っていたのでショックでした。

別居での生活費は当たり前と思ってました!

思わぬ元夫の行動に慌て蓋向きました。貯金もないことで生活費の目処が経たずにいたので生活費が手にはいらないことは痛手でした。

何度も交渉しようにも行き先は分からず、私からの電話は出ない状態でしたので家裁に行ったのに。当たり前に思っていたことが当たり前でないことに愕然とし離婚を急ぐしかなかったのです。

養育費の請求も納得いくものではなかった!

別居の間の生活費の交渉も出来ない状態で養育費の話し合いになりました。当時、元夫に入ってくる金額が毎月の差はあるものの50万以上~80万はありました。

自分で試算してみたものの・・・

その事を考慮しても、子ども4人の養育費はある程度は貰えるものだと思っていたのです。
と言うのは、1度目の結婚の時に子ども2人に対して20年ほど前に8万円の養育費をもらっていたからです。ところが子ども4人に対して元夫は8万円だと言うのですね。

離婚に至る大きな原因を作った張本人にも関わらず、『慰謝料も生活費も貰えず養育費は一人に対して2万円!ありえない!腹立たしい』の一言。

「これだけの給料を貰えているのに、あまりではないですか!」と元夫に対して伝えた言葉にも耳を貸さず、更には豪遊までしているのに「仕事が上手く言っていない」ような事を言って誤魔化す始末。それでも、調停の方は元夫の言い分を信用している様子でした。

結局、泣き寝入りするしかなかったのです

元夫の策略のような調停に不満を感じながらも手立てはなかったのです。
今の現状を変えなければいけないという焦りから養育費も元夫の条件を飲むことになったのでした。

夫が個人事業主だった場合の離婚!後悔しないための事前準備必須事項でも取り上げたように、一度も養育費が支払われることはなかったのです。

後になってからは『あの時間と、あの時味わった嫌な思いはなんだったのか?』の気持ちでいっぱいでした。

下調べをしても、その通りにはいかない


あの当時はインターネットも今程、盛んではなかたです。本などで多少調べていたものの、私の場合はどうにもならない事ばかりでした。

会社員なら、普通の常識のある人だったらと悔やむことだらけです。又、調停の担当の方が違っていたらとも思うこともありました。これも運というものかも知れません。

慌てた為に離婚をした為に手落ちが

せかされる感じで離婚をした為に離婚後にミスだらけでした。

離婚届けを出した後に住民票の移動の問題や住宅ローンの保証人の問題など手落ち部分がたくさんありました。後で大変だ!という事がないように離婚をする際には全ての事柄を把握出来るように書き出して見ることをオススメ致します。

当時と現在の家裁の調停とは基準が違う?

私が調停という行動を取った時から15年経過しているので、離婚調停も違ってきているように思います。養育費一つにしても算定表がありますので当時の金額よりも多く支払われる可能性が高いようです。

親権に関しては、以前は母親が子ども全員を引き取ることが多かったのですが、現在は父親が引き取る場合も多くあります。あるいは、子ども全員を両親のうちどちらかが引き取るのではなく、子どもが2人以上いる場合は、父方母方のどちらかに分かれて引き取られる場合もあります。

このように養育費の請求に対しては、優遇されることもありますが、子どもの親権や監護権に関しては、それぞれの判定があるようです。

さいごに

家裁の調停の方が「何とかしてくれる」とか「味方になってくれる」と、『すべてを委ねてしまってはいけない』という体験をしました。

下調べをしていても結婚生活の環境で違ってきます。インターネットの普及が進んでいますが、マニュアル通りの一般的な情報よりも、事実体験の話が最も信憑性があるのではないでしょうか?

慌てての離婚は後々、苦労が耐えませんので冷静な対応できることが必要です。

ABOUTこの記事をかいた人

鈴木明美

「いくつになっても女性を楽しみ自分らしく幸せを感じる生き方へ」をコンセプトに活動しています。Pure Heart 鈴木あけみです。私自身もシングルマザーとしていろいろな実体験の中から、こうして幸せを感じることが出来るようになりました。当時は少しの知識だけを頼りに離婚をしてしまい、思ったようにならずに大変な苦労をしました。知識がある、ないではシングルマザーになった時に天と地ほどの差がでます。皆さまのお役に立てるようにと活動しています。

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