夫婦の共有財産となる子どもの学資保険!離婚時の手続きは?!

結婚し子どもが生まれ、将来の子どもの教育資金の為に学資保険をかけていた時、離婚時には「学資保険は、離婚後どうしたらいいの?」と思いますよね。

子どものために掛けた学資保険は、夫婦で共有してきた財産になります。
そのため、財産分与の対象となるのです。名義は父親名義が一般的ですが、では、「掛け金は?」「受取人は?」と、気になるところです。




保険については、いろいろな手続きと注意が必要です

学資保険とは

学資保険とは子供の教育費などに掛かるお金を補助することを目的とし、契約した保険料をきちんと支払うことによって、教育資金が必要になると予め設定した時期に給付金としてまとまったお金を受け取ることができる保険です。
主に祝い金や満期学資金として、契約時に決めた子供の年齢に合わせて給付金を受け取れるものです。

引用元:加入者が語る!学資保険のメリット・デメリット

契約者はどうなる?

離婚したからといって、親権のある母の方に、自動的に契約者に変更とはならないのです。

では、「離婚したらどうしたらいいの?」

保険をそのまま続ける

契約者が夫、保険料負担も夫。そのまま、継続することもできます。親権者が母であっても、存続することは可能です。

ただし、信頼のおける夫が大前提でなければなりません。ここで注意です!保険料を払い続けてくれるという保証はないということ、途中で解約されてしますリスクがあるということ、保険受取人は、契約者である夫であることを、しっかり認識しておくことが必要です。

名義変更をして保険を続ける

たとえ、保険証券を手元に持っていても、契約者でない限り、受け取ることも、内容契約の変更はできませんので、母に名義変更が一般的には一番多いです!

保険料負担は、母になりますが、名義変更すれば、今後の管理・手続き等がスムーズにでき、保険金受取人も母になります。

解約する

解約し、返戻金を折半することもあります。

保険料が払えない場合は?

「月々の保険料が払えない」「保険料の負担が大きい」等は、ご契約の保険会社で相談してみましょう。このような時は、いくつか方法はあります。

契約者貸付制度で一時的にお金を借りること、一部解約(減額)して保険料を下げること
払い済み保険にして保険料を支払わないようにすること、解約をするタイミングを見計らう等など方法はあります。まずは、計約されている保険会社に相談です。

話し合いができない!

学資保険の話し合いができないということは、他の財産についても話し合いができない場合が多いです。財産分与の調停の申立てをします。

妥協することなく、子どもの将来を考えた上での話し合いにしていくことです。

さいごに

子どもの教育費は、年齢と共に金額が大きくなっていきます。

また、学費以外にかかるお金が想像以上に大きいのが現実です。財産分与にあたる学資保険について、話し合いができないからと投げやりにならず、何年も先に受け取る給付金になりますので、受取人を自分にし、保険会社に自分に合った方法を相談し、受け取れる方向に考えることは、数年後、数十年後に「あの時、見直しておいてよかった」となることでしょう。

たとえ、教育資金として使わなかったとしても、財産があるというのは、大きな安心のひとつです。

ABOUTこの記事をかいた人

櫻原 てるみ

4人のシングルマザーです。今、現在も子育て中。悩み、苦しみ、逃げ出したい時もありました。でも、今は、子どもと過ごす時間が一番幸せです。離婚を経験し、こんなに苦しまなくても方法はあったのでは?と、カウンセリング・コーチングを学び、「母の笑顔と子どもたちの未来」「笑顔溢れる人生を」「寄り添い・応援する」カウンセラー・コーチ。そして、大好きな美容の仕事。美と心のプライベートサロンSmile-dreamを運営しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)