世の中の将来に不安が増す中「今を楽しもう」とバブル世代を経験した(アラフィフ)の結婚・再婚が増えてきました。
育ててきた子どもが手を離れ、自身の生涯を「パートナーと楽しむ」ために、いつまでも恋愛をしたいと、素敵なパートナーとの再婚を求める人が多くなってきています。
そんな中、二人のかわいいアラフィフのパートナーから再婚までを紹介します。
シングルマザーとして生きる道を選択
出典:pixabay.com
息子3人を育てあげたシングルマザー。
3人中、2人は双子です。
沖縄県離島出身で、その離島で夫婦生活を送っていましたが、当時の夫がアルコール依存症から職を失うことになりました。
男性気質の彼女は、夫と離婚し、子どもを自身の姉に預け沖縄本島の那覇市へ移動。
そこで安定をつかみ子ども達を迎えに行きました。
多感な子どもとも向き合いながら
離婚した当時、シングルマザーになった彼女の長男は、中学生という多感な難しい年頃であったため、新しい学校での同級生と仲良く出来ず、登校拒否を起こし大変だった時期もあったようです。
そんなときには子どもと向かい合う時間を増やすなどして、乗り越えてきました。
頑張り続けてきて得たものは
シングルマザーとして仕事一筋で子育てをし、気づけば50歳目前になっていました。
その年齢が来るまで、一度も再婚は考えたことはなかったそうです。
50目前のアラフィフになって、子どもが手を離れた時、気が付けば彼女には仕事しかありません。
子どもを守る為に、スキルを重ね、長く務めてきた保険会社では、昇格も重ねていいポジションのキャリアウーマン。
シングルマザーとなると、仕事で忙しく恋愛や再婚から遠ざかり、異性との出会いが社内以外はほとんどない現状となっていました。
まさかの新しい出会いが
出典:pexels.com
彼女が頑張る中、お子さんも成長し結婚され、気が付けばお孫さんが8人。
「今度は孫のために!」なんて張り切っていたのですが、このタイミングでついにアラフィフ同士の出会いがありました。
いつもの息抜きの場所で出逢い
シングルマザーアラフィフ彼女の息抜きが、仕事帰りに寄るカフェバー。
たまにお酒を飲んで、軽く食べて、帰って熟睡と言うのが日課でした。
この楽しみのおかげで「シングルマザーの辛さをなにもかも忘れられた」と彼女は言います。
距離が縮まった理由
カウンター同士の相席形の席で、彼女より少し年上のアラフィフ男性。
隣合わせがきっかけで知り合い、月日は3年程経過していました。
そのアラフィフ男性は離婚がきっかけで、県外から沖縄へ移住してきた方でした。
沖縄初心者ともあり、彼女は色々と沖縄について教えてあげていたそうです。
シングルになってからの、期間が長すぎたあまりに
彼女は離婚して、シングルマザーとして25年もの月日が過ぎていたせいか、お付き合いに至るまで、彼からのアプローチに無頓着で全く気付かなかったそうです。
「こんな私に?まさか・・・もっと若い子選ぶでしょう」なんて思う人なので、彼の再婚したい気持ちに、気づく事はありませんでした。
そこから彼の猛アタックが
25年間恋愛から遠ざかっていただけに、その男性からの「再婚」をほのめかす言葉が信じられず、「からかわれているだけだ」と思っていたとか。
それでも彼の態度が変わることが無く、気が付けば彼は「気になる存在」へと変わって行きました。
50歳目前になると「心の支えがほしい」と思い始めた彼女は、再婚に対しても前向きに考えられる様になっていったのです。
再婚の道を選んだ
出典:pexels.com
彼の信念が実り、二人は「再婚」へと新たなる人生の扉を開いたのです。
彼女は、言いました。
「若い時だと、生活の事ばかり考えて精一杯でした。
辛い思いをしながらでも頑張ればきっと報われるであろう、良い出来事もきっとおきるであろうと、信じていた自分もいました。
これから老後に向かっていく年齢になってしまったけれど、この年齢だからこそ楽しめることがたくさんあります。
残りの人生はふたりで精いっぱい楽しんでいきたい」
考える時間を持つことができるように
彼女はこうも、言っていました。
「私は、子どもために、子どものためにと仕事ばかりで、それがかえって子どもに対して我慢を強いてきたかもしれません。
振り返れば仕事は、自分の自己満足にすぎなかったのです。
現在の、夫が現れなければこのまま、自分の幸せに気づく事なく老いに向かい子どもの世話になりという人生を歩んでいたのでしょうね。
考えると恐ろしくなってきます」。
アラフィフ同士で「再婚」することにより、いろいろと考える時間が出来た事が、何よりの幸せだと感じているそうです。
さいごに
シングルマザーとしても先輩であった彼女。
頑張り続けてきたためについてしまった角が一瞬、取れたようにも見えました。
しかし、彼女は相変わらずテキパキとしたキャリアウーマンで「仕事に家庭、大事な物や宝物はたくさん欲しい!」と、さらにパワーアップしていました。
「この年齢で再婚できて、すごく幸せです」とアラフィフを満喫した彼女が、最後に笑顔で話してくれました。
コメントを残す