忙しい時のコミュニケーション方法

働いていたり、家事をしていたり、シングルマザーの皆さんの毎日はきっとばたばただと思います。
その中で、自分の気持ちを一生懸命コントロールして。
イライラしても、子どもに当たることは間違っている。
でも、そんな時に限って子どもから来る「ママ、遊ぼ!」の一言。
今回は、私が忙しく動き回っている時のコミュニケーション法のようなものを、お話しますね。




空返事は子どもも気づく

例えば、「ママ、見てー」と言われること。
よくありますよね?
そんな時に忙しくしていたら、とてもゆっくり見てあげることもできません。
かと言って「ちょっと待ってね」の連続では息子も寂しい思いをしてしまいます。
実際、当初の私は「ちょっと待って」の連続で、そんな自分も嫌になりました。

返事の内容とプラス質問をしてみる

出典:photo-ac.com

だから、私が意識しているのは“返事の内容”と“どこを見てあげたいか”です。

息子が遊びの中で作ったもので、注目して欲しいところに気づいてあげる。
それに対して、ただ「すごいね」とか「上手だね」だけではなく、「これってどうやって作ったの?」など質問を入れてあげます。

忙しい時間よりも、たった5分の会話でも大切

返事と質問を返してあげると、息子は“しっかり自分を見てくれた”と感じてくれるようで、納得するとまた一人の世界に入っていきます。

どんなに忙しくても、一旦手を止めて。たった5分から10分の会話を大切にするだけで、コミュニケーションは取れるのだと気づきました。

一緒に忙しさを楽しむ

私が家事をしている時。例えば洗濯物をたたむ、干すという作業の時に、息子は必ず私の隣にいます。
なぜかと言うと、私からの“指示”を待っているからです。
最近気づいたことですが、私は洗濯物を干す隊長で、息子はどうやら隊員のようで指示を待っていてくれたみたいです。

一緒にやれば、覚えてくれる

洗濯物の干し方もたたみ方も、初めは正直私が後からやり直すと言う、簡単に言ってしまえば二度手間でした。
でも、私は今まで息子にたたみ方を教えていません。
干し方も見様見真似で息子なりに考えているみたいです。
そのおかげで、今では自分で踏み台を準備して、やる気いっぱいのお手伝い男子になってくれました。

忙しさもごっこ遊びに変化するのです

私たち親子は、一度だけ二人で旅行に行ったことがあります。
ホテルの整った部屋を見て、とても感動していた息子を覚えています。
そこで、我が家のベッドも朝起きてから綺麗にするには、と考えたことがあります。
それは、ホテルのように二人でベッドを綺麗にしよう!
と言うごっこ遊び感覚のものです。
布団の端と端を二人で持って、せーのでふわっとやることが息子の楽しみになりました。

忙しさの中で見つけた、二人にとっての幸せ

「ママが忙しいから、遊べない。お家のことばかりで、僕と全然遊んでくれない。」こんな言葉を言われたことがあります。
その時私はやっと気づいたのですが、息子と過ごしやすいとか暮らしやすい環境作りにばかり、考えが行ってしまっていました。
そうなると当然家事に力を入れてしまいがちでしたが、息子のその言葉で思ったことがあります。

『最低限のやることを終わらせれば、息子との時間が取れる』

なかなか完璧にしないと気が済まない私でしたが、息子から間接的に“考えることの柔軟性”を教わった気がします。
そこから、いらいらだったり動き回るくせを減らして、息子が一緒に遊んでくれる時間が嬉しくなりました。

シングルマザー=忙しい これは、理論的にも物理的にも仕方ないことだと思います。
それでも、工夫次第では忙しさを活用して、子どもとのコミュニケーションがいつの間にか取れていた、なんてこともあるかもしれませんよ。

ABOUTこの記事をかいた人

はやふね こなみ

発達障害ADHDの息子と二人で生活しています。私自身も難聴を抱える補聴器シングルマザーです。離婚してからしばらくは実家にいましたが、私を一人で育ててくれた母もいなくなり、息子と本当の二人暮らしになってからの毎日はとにかく工夫の連続です。シングル歴はまだ3年ですが、いろんな家庭に向けてためになる情報だったりわくわくするような情報をお届けできたらと思っています。

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