子どものためには将来的に安定した職業につきたい。
だけど、資格は何も持っていない…
そんな私が今、何をしているかと言いますと、通信制の短大生。
つまり学生をやっております。
働きながら、家事育児をしながら、さらに勉強。
とてもハードな毎日ですが、一生懸命生きている感であふれています。
きっかけはどこで見つかるかわからないものです
当時、私はフルタイムで仕事をしていました。
職種は本当に一般的な事務です。
ただ、そこの会社には子どもを保育園に預けているお母さんたちがたくさんいて、そのお子さんが体調を崩しても仕事はなかなか休みにくい職種の方達だったので、職場に小さい子どもが来ていることが多々ありました。
私は、事務職でしたが上司の方から業務は後でいいから、子どもの相手をしてあげて欲しいと頼まれました。
元々子どもが好きな私には楽しい時間でしたし、この時点で少しずつ道が見えてきた感じがしました。
短大を受ける決意をした日
正直なところ、職場で事務をしているだけの毎日に疑問を感じた日々が続きました。
「私本当に一生この仕事なのかな…」
うーん、何度考えても納得できませんでした。
というより、自分らしくない、ただ生活のためだけに働いているような感じがしました。
私は昔から人の役に立てる仕事がしたくて、もちろんどんな仕事でも誰かの役には立つのかもしれませんが、そうではなく直接人と人とを守る仕事がしたかったのかもしれません。
そして、職場に来る子どもと接していて私は保育士になると決め、仕事を辞めて短大を受験しました。
合格までの道のり
短大の受験は小論文の提出でしたが、私の最終学歴は専門学校だったので小論文がどんなものかもわかっていませんでした。
関連する書籍をたくさん読んで、作文と論文の違いから学び、慣れない文体をたくさん書き続けて、願書と小論文の提出期限前日の夜中にやっと完成したのを覚えています。
この間は、仕事をしていなかったのでまだ家事育児と勉強の両立の意味をそこまでわかっていませんでした。
短大生シングルマザーの毎日
入学してからの毎日は、想像していたものとは全く違っていました。
朝から仕事に行き、帰ってきてからは子どもとの時間。
夜ご飯にお風呂に洗濯や洗い物。
子どもが寝てから少しの自分時間を作って、そこからレポートに対する勉強。
ハードすぎて何度も心が折れそうになりました。
私には向いてないのではないかと思ったこともあります。
でもそれは、きっちり3年間で卒業しようとしていたから。
物事なんでもバランスよくをモットーにしている私は「卒業が目標ではなくて、資格をとることが目標だから」と、ちょっと手を抜くことにしてみました。
それからの毎日は、ちょっとの頑張りをこつこつ貯めています。
というのも、今日はここを頑張ったから家事に関してはこのくらいとか、これだけやったから今日は思い切って何もしないとか。
でも、そんな毎日でも子どもとの時間だけは犠牲にせず、しっかり向き合っていられているかな、もう少しお話する時間をどうやって確保しようかなと毎日考えています。
母子家庭の資格取得に対する支援を利用するのもひとつの手
私は、働いているといってもそんなに高くないお給料なので、区に相談したところ母子家庭の資格取得に対する支援があることを知りました。
市区町村によって名前は違うかもしれませんが、勉強するシングルマザーの方向けに生活費の援助や様々なサポート体制ができてきています。
勉強と仕事の両立は、かなり過酷な道のりです。
だからこそ、利用できる支援や制度はたくさん調べて、少しでも生活がスムーズに進めば良いのかなと思います。
勉強からブランクが空いてしまっても、子どもとの安定した将来を見据えてならば、今からでも頑張れるものです。
むしろ、子どもという心強い応援団がいるからこそ、もっと生き生きした生活を目指せるのではないでしょうか。
コメントを残す